中津川市議会 2020-06-15
06月15日-02号
○議長(岡崎隆彦君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。 順次発言を許します。12番・吉村浩平君。 〔12番・吉村浩平君質問席に着く〕
◆12番(吉村浩平君) おはようございます。 それでは、議長のお許しを頂きましたので、マスク着用にて通告に基づき一般質問をさせていただきます。 まず、今回の
新型コロナウイルスでお亡くなりになられた方へお悔やみを申し上げます。また、現在もこのウイルスで大変苦しんでおられる方々へお見舞い申し上げます。
ウイルス対策について、この後も各議員から出ておりますが、今回は、私は
中津川自民クラブとしての代表質問という形で行わせていただきます。 中国武漢からのニュースとして
新型コロナウイルスの話が聞こえてきました。その後、横浜のクルーズ客船内で
新型コロナウイルスの感染が確認され、日本中の重大な関心事となりました。その後、瞬く間に全世界へ広がり、今も広がり続けております。中津川市では、市民、医療関係者の皆さん、執行部の皆さんの献身的な努力により予防策が進められ、感染者ゼロを続けております。誠にありがとうございます。 今後、
新型コロナウイルスに対しては生活習慣を変える必要があります。人と会うときはマスクが欠かせない、3密を避けた生活を意識し、
コロナウイルスと共存する社会がこれからも続く可能性が高いと言われております。また、自粛によって市民生活には大きな影響が出ており、中津川市としても多くの対策を行っていただきました。今日まで80億円を超える補正予算などで対応していただいており、全庁体制での素早い取組に対し敬意を表するものであります。 そこで、改めて以下について質問をいたします。 中項目の1番、一連の
新型コロナウイルス感染防止対策の評価についてであります。この件について最初の質問。まず初めに、これまでの対策の全体的な評価について市長にお尋ねをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) おはようございます。 昨年の暮れに中国で発生をしたという情報から、年が変わりまして、そして豪華客船での感染、こうしたことが全世界に広がり、そして、今ではやはり終局に向かいつつある国もある中、まだまだこれから爆発的な感染を危惧される国もある状況でございます。そうした中、私どもにとりましては、この状況が今までにない災害であるという認識をしているところでございます。そして、この大きな災害に対しましては、やはり国の方針、そして県の方針、これをまずしっかりと理解をした上で中津川市の対策として進めていく必要がある。このことは、取りも直さず自らが感染をしない、そして感染をさせない、こうした取組からスタートをいたしました。そして、半年に及ぶ長期化になったわけでございます。 この間、市民の皆様、また様々な事業の皆様に対しましても不要不急の外出、また休業の要請等も行ってまいりました。これは多くの市民の皆様、そしてまた企業組織の皆様に大きなご理解を頂いた中で、安全な中津川市として進めることができたというふうに大変感謝を申し上げております。結果、中津川市としては感染者がまだ発生をしていない、そうした状況が続いております。こうしたことにつきましては、改めて多くの皆様に感謝を申し上げます。したがいまして、こうした取組ができたということにつきましては一定の評価をさせていただいております。 また、県の方針、これが極めて重要でございます。県主体の県本部会議、15回開催をされました。これは全てがテレビ会議であるわけでございますけれども、この県の本部会議に沿った中で中津川市の中津川市版としての対策会議も都度開催をしてまいりました。そうした中ではこれらの取組が大きな効果にもなっている、そのように評価をしております。 そして、これからでございますけれども、これからの中には、やはり現在は
非常事態宣言も解除されたわけでございますけれども、決して安全宣言がされているわけではございません。引き続き市民の皆様への呼びかけ、そしてまた、しっかりと対策を打った中での取組を継続していかなければならない状況が続いております。 そして、この感染しない、感染させない、この取組がしっかりと定着した中で、次はやはり経済対策に移ってまいりました。議員の皆様には大変ご理解を頂いて4回の専決処分をさせていただきました。合計の金額としましては、国の予算も含めまして88億円近い大変大きな専決でございました。そうしたことも着実にケアができてきた、そのことにつきましても対策が一つは打ててきたのかなと思っております。 また、15回の先ほどのテレビ会議、また専決が4回という内容につきましては、とりわけ3月から4月にかけまして局面が毎回変わってくる。新たな手を打たなければならない、まさにこれが初めて経験をする場面でございました。そうしたことも私どもはこれからの教訓として、そしてまた収束に向かうとはいうものの、コロナ社会と言われるような時代にあっては、こうしたことを素早く、そしてまた適切に対応ができるという時代を迎えてくると思っております。 これからも油断することなく、そして多くの皆様にご理解とご協力を頂くこと、そして、またやはり、この
コロナ感染症、こうしたウイルスを正しく理解する、こうしたことをしっかりと皆様に周知をさせていただきながら中津川の市政を進めてまいる所存でございます。 どうかこれからも、また引き続き皆様のご協力を賜りますこと、どうかよろしくお願いをいたします。以上でございます。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) ただいま市長のほうから、本当にこの間の大変な努力の一端を聞かせていただきました。県との本部会議15回、それからそれを中津川市民の感染者ゼロに結びつけておる。それから経済対策の件もありました。4回の専決があり、本当に素早い対応していただいたなと思っております。議会としては、これは専決でありますけれども、後できちっと承認をさせていただいておるというところでございまして4回の専決もあったと。それから、また今日から後の新たな策というのがまた今後大切になってくるということでありまして、それを踏まえて2番目の質問に行かせていただきます。 これまで行った対策の中で、一番インパクトのある点についてお伺いしたいと思います。これは1人当たり10万円の定額給付金でございますが、この給付金の現在の市民への配付状況、中身は申請率ですとか支給率ということになりますけれども、そちらについてはいかがですか、お伺いします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君)
特別定額給付金の給付状況は、6月12日現在でお答えをさせていただきます。 申請の世帯数が2万9,982件、申請率といたしましては96%でございます。また、給付済みの世帯数は2万9,782件で、申請済みの世帯に対する支給率は99.3%でございます。人数で7万5,547人、金額で75億5,470万円を支給したところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) 75億円ということでございまして、大変他市と比べますと素早い対応であったかなと思います。他市でも国の支給を待ってから、ようやく市民へ支給をしたというところもたくさんありましたけれども、中津川市はいち早くこの部分、当時80億円ということでしたかね、補正をしていただいて素早い対応ができておると思います。まだ今見ると0.7%というのはありますけれども、またしっかりと確認をして給付をしていただきたいと思います。 それでは、続きまして中項目の2番の今後の市民生活への影響についてに移らせていただきます。 最初の質問。
非常事態宣言が解除され、新しい生活様式という考え方も示されております。今後は感染の第2波、第3波への懸念が心配されるという話もある中、今後の市民生活にどのような影響が出るとお考えですか。既にマスコミ等では第2波と言われるようなところも若干出ておりますので、そういったところも踏まえましてお答えいただければありがたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 今後も感染拡大を防止するため、日常生活のあらゆる場面において一定の身体的距離を確保することやマスクの着用習慣等の徹底など、新しい生活様式に沿って感染防止に配慮した社会生活を過ごしていただくことが必要となると考えております。いずれにしても第2波、第3波にならないよう、こうした新しい生活様式を定着させることが大切だというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) マスクと
ソーシャルディスタンスは基本的なところですけれども、しっかりと我々も含めて守っていきたいと思っております。 続いて質問の2番、直接の大きなダメージを受けておる商工観光業はもちろん、製造業、農業、林業、畜産業を含めた市内全体への経済活動への影響についてどのようにお考えでしょうか、お尋ねします。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君) 外出自粛やイベント等の開催制限は段階的に緩和される見通しではありますが、国民の
感染防止意識の高まりから、外出をはじめ観光など様々な行動は消極的となり、飲食や
観光関連事業者などが当面厳しい状況が続くものと思われます。 さらに、受注の減少等による生産調整や投資を手控える経営環境の悪化により、製造業への影響も懸念されます。また、農業、林業、畜産業についても少しずつ影響が増しています。 こうした状況の中、大きなダメージを受ける業種では経済活動が元の状態に戻るまでには時間がかかると考えられることから、域内での消費を増やすとともに、販路拡大などにより地域活力を取り戻すための支援を行う必要があると考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) そのとおりなんですけれども、それでは地域の消費を増やす、あるいは地域の活力を取り戻すための支援ということでございますけれども、具体的に現在考えておられる支援をお伺いしたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君)
新型コロナウイルスの影響によりまして市内の消費というものは冷え込んでおるような状況でございます。既に子育て世代を対象にしました飲食店での
スタンプラリーを実施したり、それから
プレミアム付商品券の発行など、市内経済が循環する施策を早期に進めたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) それぞれの施策をしっかりと進めていただきたいと思います。 それから次の質問に入ります。 経済全般への影響から市内の雇用情勢も何らかの影響が出るものと予想されておりますが、こちらについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君) ハローワークによりますと、市内の雇用情勢は、5月においては前年同月より失業者数は減少していると聞いております。その要因の主なものとして
雇用調整助成金の要件が拡充されたことが考えられますが、一方では派遣労働者の解雇に関する相談等が寄せられております。 さらに、5月中旬以降、ハローワークにおいては製造業からの相談も急増しておりまして、生産調整などの対策を検討しているといったことも聞いておりますので、深刻な雇用環境に対応できる取組を検討していきたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) 特に製造業の雇用については、観光とか、直接飲食ですとか、直接というよりも、それがまたこれからどんどん影響が出てくるというふうに思われます。そういう雇用については直接市民生活にまた影響するということも考えられますので、素早い対策を講じる必要があると思います。 その中で、その対策の中で、スピード感のある効果のある対策についてどんなふうにお考えか、お伺いしたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君) 雇用への影響はこれから徐々に広がってくるというようなことが予想されますので、広く雇用に関する情報収集を行うなどしまして迅速な対応ができるよう準備を進めていきたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) 本当に情報収集というのは非常に大切な部分でありまして、どこが本当に急ぎの支援が必要かということをしっかり把握しながら情報収集して対処していただきたいと思いますので、お願いいたします。 続いて4番目の質問です。 6月15日から通常の授業、本日ですね、がようやく再開をされましたが、既に大きな影響を受けており、教育の遅れというのが懸念されるということですけれども、この教育の遅れに対する影響についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) かつて経験したことがない長期休業が発生しております。これにより例年と同様のスケジュールで学校の教育活動を行っていけない、こうした大きな影響が出ております。また、学校内でも
ソーシャルディスタンス(身体的距離の確保)が求められているために、今までどおりの学び方ができない、こういった影響もあります。また、長期間家庭で過ごしていた子どもたちに今後どのような影響が出るかといったことも懸念されるところです。 さらにですけど、教職員には朝の検温チェックや特定箇所の清掃・消毒、こういった今までになかった負担が生じてまいりました。これは大きな影響が発生するわけでございますけど、児童・生徒、職員の状況を十分に見届けつつ、夏季休業や冬季休業の短縮、行事の精選などを行って授業時数の確保を行い、子どもたちの学びを保障していきたいと、そのように考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) 今年は、もう既に夏祭り等の中止等発表されておりますし、ところによっては、もう秋の祭りも中止というようなこともありますし、いろんなところでこれから本当にまだまだ子どもたちの教育が、本当はできる行事ができないというのがどんどん続いてくると思いますので、少しでも、またその中でも体験がいろいろできるように工夫してやっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは続きます。 中項目の3番のほう、市の財政などへの影響についてであります。 その1番、
リーマンショック以上の落ち込みが不可避であると言われております。現実に経済指標は今までに経験のないほどの落ち込みを示しておりますが、これは市政運営にも大きな影を落とすことになりかねないので、今後の税収をどう見込んでおるか、お伺いします。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君)
帝国データバンク景気動向調査によりますと、5月の国内の景気につきましては過去最低の水準まで落ち込んでおりまして、東海地区は全国に見ても低い水準となっております。 また、製造業におきましても世界市場の
先行き不透明感が大きな閉塞感を与えておりまして、新型コロナの第2波、第3波の可能性といった大きなリスクもあることから、短期間での回復は難しい状況であるとの報道も耳にするところでございます。 国・県からの税収への影響の具体的な見込みは示されておりませんけれども、
リーマンショック時には次年度に9億円程度の減収となっておりまして、それを超える影響が出ることも覚悟が必要との認識を持っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君)
リーマンショック時には9億円ということでしたが、それ以上ということでしたけれども、それを踏まえて今後の財源の確保、予算立ての方針はどのようにされる予定でしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 財源確保の方針につきましては、新型コロナにより中止、もしくは現時点で実施しても効果の出ない、そういった事業の予算は執行停止とすることなどが第一に上げられます。 また、自治体運営に必要な財源につきましては、国が地方財政計画により普通交付税等で確保する仕組みとなっております。
リーマンショック時でもそのように措置をされたことから、それを見込むことは可能と考えておるところでございます。 次に予算立ての方針につきましては、新型コロナの影響に対する生活支援、経済対策への予算措置を優先的に行っていくことが最も重要と認識しており、3月以降、その方針に基づいて進めてまいったところでございます。新型コロナの影響で実施が困難、あるいは効果が見込めない事業につきましては、政策推進部と連携をし、事業の見直しを行い、生きた予算として組み替えてまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) その部分が一番難しいところでございますが、生きた予算ということですので、しっかりと計画していただいて有効に使っていただきたいなと思います。特に今年、コロナも踏まえてということでお願いします。 それでは、続きまして3番です。 現在、中津川市も計画されております大きな各大型事業がありますけれども、そちらのほうの影響はどのように予測をしておられますか、お伺いします。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 新型コロナが与える今後の長期的な経済への影響と、これらが市政に与える影響等を的確に把握しながら、必要に応じて大型事業のスケジュールの見直し等についても検討する必要があると考えております。新型コロナ対策への巨額の補正予算等で国の財政も厳しい状況にありますので、補助金等の採択の動向をしっかりと注視していかなくてはならないと考えておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) 市だけではなしに大型事業につきましては、当然国・県の補助というのがたくさん入っておりますので、こちらのほうをしっかりと調整していただいて、なるべくスケジュールが遅れないということをお願いするわけですけれども、それにしてもしっかり注視をしてやっていただきたいと思いますのでお願いします。 それでは、続きまして4番に入ります。 今後の財政計画へはどんな対策を掲げて臨みますでしょうか、お願いします。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 先ほどお答えしたことと重複いたすところもございますけれども、不急の事業を抑制し財源を確保するとともに、国の交付金等をしっかり活用して、新型
コロナ感染症対策に必要な感染予防対策や経済対策にしっかりと手当てをしてまいります。 また、こうした緊急時であるからこそ施策の計画的な実施と健全財政の両立を図っていくことが大切でございますので、財政計画に基づくルールをしっかり遵守して対応してまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) この点は中津川市財政計画、令和元年から令和4年というのがございまして、こちらの下に進めるわけですけれども、とにかく急な事態ですので、それも踏まえてうまくコントロールしながらやっていただきたいなと思います。 それで、すみません、1つ再質問として、先日の新聞報道によりますと名古屋市の財政調整基金が100億円から3億円になってしまったということで、本当に財政が逼迫して、もう貯金が3億円しかないという、名古屋市ですね、というところに陥ったということですけれども、この点、中津川市の状況も、ちょっと再質問としてあれですけれども、急な質問で申し訳ないですけれどもお聞きしたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) それぞれの自治体によって、そういった財源の調達というものはそれぞれのやり方があるというふうに考えておりますけど、そこでは岐阜県の財政投入というのはゼロというようなことでございました。と同じように、中津川市につきましても今回のこういったコロナ対策につきましては、基本的には国の財源をしっかりと活用していく中で、そういったものがどうしても使えないところについては一財を投入するということもございますけれども、現在、財政調整基金については、そういったことで大きく取り崩すというような予定はございませんので、ご安心いただけるかなと思っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) この新聞報道でも岐阜県につきましては、それほどこの大きな名古屋市ほどの影響はないというふうには報道されていましたけれども、それでもやはり幾らか影響はありますので、今言われたとおりですけれども、しっかりとその基金が底をつかないようにしっかり運営していただきたいと思います。お願いします。 それでは、続きまして中項目の4番、今後の対策についてのほうに移らせていただきます。 その質問の1番、今後の対策の中で特に心配される点について、1点のみ質問させていただきます。 これは
新型コロナウイルス感染対策と同時に災害対策、特に避難所の開設等の対策が求められた場合の対応策について、どのような見解をお持ちでしょうか、お尋ねします。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 昨日も夕方から今朝にかけて大雨洪水の警報が出たということで大変心配しましたけれども、そういった避難所等対応するということになりますと、こういった今ご質問いただいたところが非常に大事なところかなというふうに考えておるところでございます。 避難所開設対応策につきましては、国からの通知や県のガイドラインに基づきまして取り組むべきとの見解を持っております。同様の対応とするように、避難所運営マニュアル(感染症対策編)というものを市独自で策定をしておるところでございます。国からの通知では、可能な限り多くの避難所を開設することや避難所以外への避難の検討、避難者の健康状態の確認、避難所の衛生環境の確保、感染者が確認された際の対応策、そういったところでございます。県のガイドラインでは、国の通知に加えて事前対策や初動期の対応、展開期以降の対応などが示されております。そのように私どもも対応していきたいと考えておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) しっかりとガイドラインを見ていただきまして対応していただきたいと思いますので、お願いします。 続いて2番に移ります。 今回の質問では、これまで市民生活や経済活動、雇用情勢、教育関係に関する今後の影響に対するご見解をお聞きし、併せて市の財政への影響についてもご見解をお聞きしました。様々な問題が山積している状況だと思いますが、その中でも優先順位をつけ、スピード感を持って対策を講じることが重要であると思います。 そこで、いま一度、市長としての今後の対策方針を示していただけますでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 最初の質問でもお話をさせていただきましたように、今回
非常事態宣言は解除されたわけでございますけれども、安全宣言が出されたわけではございません。あわせまして収束期に向かっているという認識はしているところでございますけれども、まさにこれからのコロナ社会という言葉で表されておりますように、私どもはコロナと向き合って生活をしなければならない。したがいまして、続くこうした状況が、多少の緩和はあるにしても生活環境としては続いていく可能性もある。したがいまして、今まで続けてまいりましたそれぞれの局面においての対策、これについてはしっかりとこれからも講じてまいる所存でございます。 そして今回、多くの方からご寄附を頂きました。マスクであり、またフェースシールドであり、またお金であり、様々なご寄附を頂いたわけですけれども、そのときに必ず実行させていただいておりますのは、それぞれの皆様の企業ですと会社の状況、これは会社の経営云々のみならず、その業態を取り巻く状況、そこにはやはり、これから中津川市として手を打たなければならないという大きなヒントも多くあるわけでございます。 そして、一つの大きな分野でございますけど教育、この中で給食についても大きく今回取上げをさせていただきました。そうした中、やはり給食を児童・生徒に提供するまでの段階、これは食材を届けていただける商店の皆さん、こうした方々に大変大きな迷惑もかかっている、こうしたこともしっかりと判明したわけでございます。 したがって、準備をするということの大切さ、これは冒頭申し上げましたように、正しく理解をした中でそれぞれの対策を打っていかなければならない。ただやみくもに進むだけでは混乱を招く、こうしたことを私どもしっかりと肝に銘じて、これからのコロナ社会にあっても足腰強くした中で対応策を打ってまいる所存でございますので、どうかよろしくお願いをいたします。以上でございます。
○議長(岡崎隆彦君) 12番・吉村浩平君。
◆12番(吉村浩平君) 力強いお言葉を頂きました。準備するということですね、大変大切だと思いますので、我々も議員それぞれ市民の方からいろいろお話も伺っておりますので、そういったことも含めて我々も準備をしっかりして対応したいと思いますのでお願いします。 それでは、今回の
新型コロナウイルスは、今まで経験したことがないほどの生命や経済への危機をもたらしており、何よりも人と人とのつながりを希薄にしてしまう大変な状況が出てきております。全国で緊急事態宣言が解除されたことは朗報でありますが、消費マインドの冷え込みも含めて考えますと、まだまだ影響は多大であります。 京都大学iPS細胞研究所所長でノーベル生理学・医学賞受賞の山中伸弥教授によりますと、
新型コロナウイルスの特徴を以下のように提言してみえますので紹介したいと思います。 1つ、元気な人も急激に悪化して亡くなるということがあります。2つ目、
コロナウイルスは、人の力を借りてのみ猛威を振るうということがあります。それから、人が一致団結して感染防止を意識して行動すれば、ウイルスは勢いを失うということもありますということを言われております。 全市一丸となってこの危機を乗り越えましょう。中津川市の取組が多くの方々との協力体制をつくり、市民生活への影響を最小限に食い止め、安心して生活できる安全な中津川市になることを期待して一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、12番・吉村浩平君の一般質問を終結いたします。 続いて、21番・鷹見信義君。 〔21番・鷹見信義君質問席に着く〕
◆21番(鷹見信義君) 通告に基づきまして一般質問を行います。 今回、
コロナウイルスによって亡くなられた方に対してお悔やみを申し上げますとともに、かかられた皆さんにはお見舞いを申し上げます。
コロナ感染防止と自粛について質問させていただきます。 5月14日、岐阜県は緊急事態宣言を解除しました。しかし、世界中を襲ったコロナ、年末当初は中国武漢での対岸の話と思っていましたが、コロナはあっという間に広がり、3月に入り学校が休校、コロナ特措法で緊急事態宣言、自粛、3密と、瞬く間にコロナ一色になり、公共施設閉鎖、業務閉鎖、失業困窮状態が報道され、医療や介護の厳しさに不安が募りました。朝起きると発生数を確認する日が続いております。医療や介護状態の厳しさに不安が募りました。自分は絶対にかかってはいけない、私たちも頑張るときだと思う日々が続きました。4月頃には自粛警察という言葉も出て、気持ちがぎすぎすしました。 コロナ禍、超高齢会社会を迎え、心配なのは年金額の減少、医療・介護の崩壊です。宣言解除後、政府の対処方針で「新しい生活様式」が強調されますが、3密の延長で個人や事業者に要請するばかりです。若者は、テレワークやローテーション勤務など働き方は変わってきましたが、これも個人の力だけではできない、交通機関利用やネット活用も環境が整備されないといけません。マスクの着用も、注目されたアベノマスクが6月11日午後に届きました。今はコンビニでも売っております。会った人との記録や、食事の横並びや会話は控えめ等があります。ここまで生活に政府が入り込んでくるとは驚きであり、心配であります。 対処方針では、もっと検査や医療体制の拡大強化、介護状況の改善、補償や支援の充実を早期実現することだと思います。第2波、3波があると言われ、北九州市ではその兆候も見られます。気を抜かないようにしなければならないと思います。14日には、昨日は東京都で47名の感染者が報告されました。 それで、質問でありますが、コロナ禍での子育てについての質問であります。 若干状況について通告が変わっておりますので、改めて状況説明をさせていただきたいと思います。 一人一人の子どもに丁寧に寄り添い、心のケアにしっかりと取り組む手厚い教育が必要でないかの国会での質問に対して、首相の答弁は、学校が再開しつつあるこの現実では、まず取り組むべきことは、感染症対策と子どもたちの健やかな学びを両立させていく。そして、あらゆる手段を通じて子どもたちを誰一人取り残すことなく、その学びをしっかりと保障していくことであろうと思います。政府としましては、学校における感染症対策を徹底した上で学習活動の重点化を含む教育課程編成の考え方を示すとともに、オンライン学習を確立するために4年間で実施予定をしてあった1人1台のIT端末整備をこの1年間に前倒しするなど、学びに向けた総合的な対策を講じています。また、第2次補正予算では、速やかに子どもたちの状況に応じたきめ細かな指導ができるように教員や学習指導員など追加加配をするなど、学校に人的支援を行うこととしております。 こうした取組を通じまして、まず臨時休業の長期化により様々な影響を第一に考えていくこととしておりますが、同時に、委員が指摘になった心の影響も大変子どもたちにとってつらい時間を過ごしました。過ごしただろうと思います。友達に会えない、一緒に遊んだりする大切な時間が失われてしまったということだと思います。 そこで、第2次補正予算では、教員に加えて学習指導やサポートスタッフを計8万5,000人追加で配置するとともに、さらにそうした子どもたちの心のケアのためにスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを必要に応じて動員することとしております。今までにない経験を積んだ子どもたちの気持ちに心に寄り添いながら、しっかりとサポートしていくことを求めております。それに対応していきたいと思っております。こういうことが議論をされました。 それで質問ですが、1つは、中津川市での小・中学校ではどのように少人数学級が行われているか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 本市の少人数学級編制は、国や県の加配によって市内30校あるうちの4校4学年で実施されています。また、これらの対象とならない1校、1つの学年ですが、これは第二中学校3年生なんですけど、ここにつきましても市費の任用の講師を活用して少人数学級編制にしております。 学級を2つに分けて指導するとか、1つの学級に複数の職員が入って指導するなどのきめ細かな指導につきましては、市内の30校中21の学校で実施させていただいております。こうしたことを行うために市教育委員会といたしましても、市費の学習支援員といたしまして講師、指導助手、介助員などの常勤講師を48名、特別支援アシスタントなどの非常勤職員を57名配置するなど、これは児童・生徒数に対する配置率では県内の市町村でも最も多い配置になっておりますけど、こうした職員を配置させていただいて子どもたちの学びを支援させていただいておるところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 次の質問は、政府の第2次補正の施策である教員の加配3,100人は、中津川市には何人ぐらい配置されるか、お伺いしたいと思います。どのように活用されることを予定されているか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 今回の国の第2次補正に伴う教員の加配措置ですけど、現段階で岐阜県教育委員会からの通知が届いておりません。したがって、本市に幾つぐらい、どのような数の教員の加配があるかということが現在不明になっております。申し訳ありません。 配置があった場合の活用につきましては、配置数が確定した後に、その時点での各学校の状況を十分に精査させていただいて、その上で決定していきたいと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) そういう体制強化をするのに資金が不足する場合は、増額されてくる自治体への今回の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を使ってでも進めていただきたいと思っております。 新型コロナに伴う休校で3か月間の空白があり、感染者対策も求められている下で、子どもたちの学びの権利を保障し、心のケアを手厚くしていくためには、教員の抜本的な増員が必要です。中津川市での
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の交付限度額は、5月7日の補正では3億2,630万2,000円と聞いておりますが、それを使ってでもできないか、改めてお伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 市費による職員の増員につきましては、本格的に再開された本日以降の学校の状況を十分にこれも精査させていただいて、特に職員の勤務状況を十分に把握した上で決定させていただきたいと思っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) そういう中で、やっぱりどうしてもクラスの人数でいいますと、中学3年生で1クラスの人数が多いと密にならずに授業ができると同時に、どうしても高校進学へ向かっての必要な教育でありますので、どうしても中学3年生の密状態の克服等が必要だと思いますので、具体的に中学校の密状態を超えることのない人数、これは中学校のクラスと教室数を教えていただきたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 文部科学省から発出されております感染症に関する衛生管理マニュアルによりますと、おおむね1から2メートルの間隔を確保するよう規定されております。この規定を市内の各校の教室に当てはめますと、1学級当たり在籍数が36人以下であれば身体的な距離が確保できるというふうに計算がされております。現在、市内の中学3年生では在籍数が36人を上回る学級は存在しないという状況でございます。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) そうならば、一応少人数的な形で行われているということで安心をするわけであります。 次には、小学校の新1年生は、今回、入学式後すぐに休校になっております。家庭における学習準備の格差が大きいと思われます。どのような対策を示されるのか、お伺いをいたします。新1年生では15人以下クラスが適当という人もおります。 今、また私は今朝、西小で新1年生の子どもがうちから出てきましたので、朝の検温と、もう一つは荷物のことについて、ちょっと今朝調査しましたが、21キロの体重の子どもが5キロの荷物を持って、今日学校へ行きました。学校まで送っていくということがありましたので送っていきましたけれども、そういう1年生の子どもは今日が2日目の学校登校だということで大変不安を持っておりますし、今までのこういう登校では大変くたびれているという、1日置きの分散登校ではくたびれておるというのが昨日うちへ来たときの様子でした。 そういう点で、新1年生に対する特別な対策というものが必要かなと思いますが、それについてお伺いします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 入学後、間もない新1年生、小学校1年生につきましては、私ども教育委員会も、また校長会等も大変心配しているところでございます。新1年生については小学校での生活、それから学校での学習、これに慣れることを第一に考えて、十分にゆとりのある学校再開とさせていただきました。授業についても児童一人一人の学習状況を丁寧に把握して、その子の実態に即した無理のない指導となるよう各小学校に指示をしております。 保護者の皆さんのご協力も必要かと思いますので、保護者の皆さんには学校での児童の様子や指導内容を丁寧にお伝えして、ご協力を得ながら子どもたちを導いていきたいと、そのように考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) ぜひ全ての1年生が本当に順調に育っていくように、よろしくお願いしたいと思います。 次の質問は、夏休みの縮小や運動会の再検討などで協働や連帯を培う教育が薄くなっていくと思います。地域の子ども会の活動の工夫や進化、遊び場の確保、伝統行事の伝承など、また農作業で野菜を育てる。今までは学校の中で米作りなんかやっていましたけど、それもできないという状態になりますと、そういうものを、やっぱり地域の子育てをどのようにしていくかということも考えて地域に対して要請をしていくということが大事かなと思っておりますので、どのように考えているか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 地域の皆様方には感染リスク、いわゆる3密を避ける対策を十分に講じていただいた上で、子ども会活動とか伝統文化の継承など様々な場で、これまでと同様に子どもたちに関わって子どもたちを導いていただけるとありがたいというふうに考えております。 学校でも、従前にはなかった制約がたくさん生じているわけでございますけど、議員ご指摘の協働や連帯などの気持ちを育む、そうした教育やそうした機会は今後も大切にしていきたいと、そのように考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) もう一つ、その地域にも関連しますが、今自宅での時間が多くあるわけでありますが、なかなかこういう休みでいうと自宅で計画や目標が少ない中で、いわゆる家庭を中心とした地域の教育力体制が求められていると思います。こうした中で、市内で有効な行事や取組があったら紹介していただきたいわけですが、私は昨日、うちで独り親家庭の世帯2人の子どもと親を呼んできてもらって、そしてもう6名来ましたので、うちも含めて8名ですが、朴葉ずしを作って、そして食べて交流を深めるということをやりました。これは地域の子ども会全体ではできなくても、2家族ぐらいとか、ごく近いところで地域がまとまって子どもたちの交流や支援をしていくことが大事かなと思っておるわけですので、もしかして、そういう有効な行事や取組があったら紹介していただきたいという質問であります。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 本日から本格的な学校再開ということで、子どもたちも時間のほうはこれからはなかなか取れないかというふうに思いますが、これまでの3月以降の約3か月間につきましては子どもたちも外出を控えることが強く求められていました。また、多くの行事が地域におきましても自粛されていたということがございまして、ご質問の趣旨に該当するような行事や取組については現在把握をしていないところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 明日、西校下では区長会が行われますので、その場でこういう行事についても区長さん方とも一緒に考えてみたいなと思っています。西校下ではぎおんばは中止になりましたし、私が関わっている風流踊りの子ども連も今回は中止ということになりますと、本当にこういう夏を活用した行事が全く減ってしまって、本当にこの地域での教育力がやっぱり落ちていくといいますか、そういう状態が起こっていますので、ぜひ区長さん方もよく議論しまして、そういうことに対する応援をしていくように考えていきたいなというふうに思っています。 もう一つ質問は、子どもへの感染防止のために、外部専門者や支援者がトイレ掃除や消毒、ごみ処理などを行うことが大切になっております。どのように考えているかをお伺いします。人によっては用務員さんの増員や大工経験者の方がいいという声もございますし、以前に……。
○議長(岡崎隆彦君) 鷹見議員、質問の順序が通告と違いますが、6番かな。
◆21番(鷹見信義君) 飛んでしまったね、はい。ちょっと今のやつは後からにして6番へ行きます。 加子母小学校の休校中のオンライン教育の成果や特徴、改善などを紹介していただきたい。4年生の参加人数や時間を中心に教えていただきたいと思います。 この件についてはNHKテレビが特集をやっております。おとといもやりましたけど。それで、テレビや新聞報道によれば、加子母小学校4年生が5月26日に学校と家庭をインターネットで結ぶオンライン授業で、中津川署の署内やパトカーを見学して警察の仕事を学んだ。地域の駐在所の署員が案内役を務め、子どもたちからの質問にも答えた。社会科の「事故や事件からくらしを守る」授業で実施したと報じました。全市が注目する新しい教育形態の一つかなと思いますので、その様子をご報告お願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 加子母小学校の4年生21人でございますけれども、40分間のオンライン授業を行いました。この取組の特徴といたしましては、遠隔地であります加子母地区と中津川警察署を結んで実施したこと、それから既存のローカルネットワークや地域の皆さんの人材の活用をしたことが上げられます。 成果につきましては、学校が休業中でしたが、子どもたちが警察署の方に、ネットを使ってですが直接質問できたこと、それから課題につきましては、学校の担当者と警察署の方と事前打合せにかなり時間を要したと、それでも少し足りなかったという反省があったというふうに学校から報告を受けております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 次の質問ですが、今度の学校給食無料化は、子どもたちの貧困化対策にも符合しまして大変いい施策であると思います。第2次補正も活用して、もう少し無料期間を延ばせないか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 今回の学校給食の無償化につきましては、コロナによります被害を受けました各子育て世帯への経済的支援として実施をさせていただいているところでございます。無償化期間終了後の9月以降につきましては、従前と同様に保護者の方にご負担いただきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 子どもの登下校時の安全対策についてお伺いいたします。 通学時の見守り活動が各地で行われています。登校開始時の健康観察や真夏の暑さ対策、夏の暑いときの子どもたちの荷物の軽減などが検討課題であると思います。地域に要望がありましたらご紹介していただきたいと思います。 特に夏の暑さ対策では、子ども110番の家を休憩場所として活用するようなことをお願いすることと、もう一つは、通学路の途中で集会場等をこの110番の家に要請するということもして、とにかく夏の暑いときに、先ほど言いました、子どもが大きなかばんを背負って帰るときの熱中症にならないような対策を取らんといかんと思いますので、この件についてのご所見をお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 見守り隊の方たちをはじめとした地域の皆様には、子どもたちの安全確保のために日頃から大変ご協力を頂いており、心から感謝申し上げるものでございます。今年は夏季休業が大幅に短縮されるため、例年以上に地域の皆様にはお世話になることになると思いますが、よろしくお願いしたいと考えております。 特に議員からもございましたが、下校時の熱中症が懸念されるところでございます。地域の住民の皆様には子どもたちをよく見ていただき、様子がおかしい子どもに気づかれた際には、ぜひ声をかけていただき、保護者や子ども110番の家などに連絡するなどのご配慮をお願いしたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 次に、子どもへの感染防止のために、外部の専門家、清掃業者や支援者がトイレ掃除や消毒、ごみ処理などを行うことが大事になっております。どのように考えているか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 学校内の特定箇所、特に消毒が必要な場所などの清掃・消毒作業などにつきましては、当面の間、学校の職員が行ってまいりたいと考えております。 今後の状況によりまして、保護者や地域の方のご協力も頂きたいと考えているところでございます。既に一部の学校では、PTAや地域の方から積極的にご協力いただいている学校もございますので、この場を借りて、そういった方たちにはお礼を申し上げさせていただきたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 社会的養護を必要とする児童には、独り親支援メニューの徹底などの対策が求められています。支援者の活動援助が求められております。1月から3月の調査で児童虐待が一、二割増えたと報告がありました。新型コロナ感染対策による外出自粛や休校の影響で虐待リスクが高まると懸念されています。中津川市はどうでしたか、お伺いします。厚労省は、支援が必要な子どもらへの見守りを地域で強化するように自治体に求めております。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 特に新型コロナによるものという報告については増えていない状況でございます。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 虐待は親の虐待だと思うんで家にありますけれども、コロナであるからだということもあるかもしれませんけど、やっぱりこういう時期に増えてきておるのが虐待の実態でありますし、私どもへも相談が来ておるわけですので、そこのところについてはよろしくお願いしたいと思います。 ちょっと飛びますが、障がい児の教育支援は独自の強化対策が必要かと思います。障がい児該当児童の親さんへの支援も併せて考える必要があります。 恵那特別支援学校に通う子の母親のつぶやきを紹介いたします。うちの子どもは支援学校に通っていますが、重度の知的障がいを伴う自閉症で、日々の安定した生活を維持することはとても大事です。予期しない出来事や環境の変化によって人一倍不安を感じやすい子に、この状況は大変なストレスになっているようであります。情緒が安定しない日が増えているなあと感じています。明確なスケジュールを示してほしい気持ちが強く、カレンダーを眺めては「春休みが終わったら学校」「ゴールデンウイークが終わったら学校」「6月になったら」と、しょっちゅう確認をしてきます。コロナが終わったら学校だよと言ってみても、目で見えた情報は理解しやすいけれども、目に見えないウイルスのことは理解し難く納得できない、何度も何度も聞いてきます。そして、どうなるかお母さんも分からないと言えば、物を投げたり大声を出すなどパニックを起こしますとつぶやかれました。 ある方の声は、福岡や付知から1時間かけて恵那特別支援学校へ通学することは、子どもたちは1日2時間もバスの中で過ごすということです。この間、子どもの成長に必要な体を動かして遊ぶこともできません。トイレで排尿ができるようになり、学校ではパンツで過ごせるようになっても、長い間バスに乗っている間に漏らすといけないから紙パンツをはかせるという話も聞きました。雪が降れば事故が心配だからと支援学校の通学バスは走りません。保護者が送っていけば学校で授業が受けられますが、中津川市から支援学校へ子どもを通わせている保護者は、もっと近くに学校があったらといつも思ってきました。 そして、今回のコロナ問題が起こりました。長時間、密の状態の中でのバス乗車は感染が心配されるからと6月12日までは通学バスは運行されず、保護者が仕事を休んで学校まで送るか学校を休ませるかのどちらかになると聞きました。密の状態のバスを避ける一つの方法としては、観光バス会社の協力も一つかなと思います。この件について、何かコメントがありましたらお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 11番の質問はよろしいかな。
◆21番(鷹見信義君) 今、質問に対する質問という形にしたかったので、ご答弁はなくてもいいですが、いずれにしても障がい児の教育は特別な困難を要しておりますので、こういうときはよく検討し、協力をしていただくことをお願いしまして次の質問に入ります。 学校等休業助成金・支援金の申請状況はどれぐらいあるか、お伺いします。会社等事業所が申告しない場合は個人での申告ができるのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君) 1つ目の学校等休業助成金・支援金の状況でございますが、受付等の事務は厚生労働省の委託を受けた事業者が一括で取り扱っておりまして、中津川市個別の情報は把握できませんでした。 2つ目の会社等事業者が申告しない場合ですが、国のほうに確認させていただいたところ、個人での申請はできないとのことでした。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 国会での議論でこれができるようになるんやないかということもちょっと聞いたんですが、これからぜひ検討しまして個人でもできる形ができるといいかなと思っていますので、よろしくお願いいたします。 次に、12番といいますか、そこで、学校再開に当たって新しい評価基準、従来の関連にとらわれず、興味が強いことから始める評価を見直すことが言われていますが、どのような方向かをお伺いします。 北九州市での小学校でクラスターが発生し、同級生5人が感染したと報道されました。学校を再開したとしても心配されます。万全の感染防止が求められております。以上、ちょっとその方向性を伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) ご質問にございました新しい評価基準については聞き及んでおりませんが、学校の再開に当たりましては、長期の休業明けである子どもたちに十分配慮をしまして、負担の少ないゆったりとした段階的なスタートといたしました。引き続き子どもたちの状況の把握に努めまして、児童・生徒一人一人とじっくり向き合っていくことを大切にしたいと考えております。 従来のような学び方が困難な教科や学習内容につきましては、学ぶ時期の変更などを柔軟に行ってまいりたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 今回のコロナの3か月間も学校を休むということの中では、やっぱり教育の在り方や制度に対しても大きな変化やあれを考えなきゃならんときかなと思いますので、皆さんと一緒になって考えながら、いい教育ができるように取り組んでいくことが必要かなと思います。 次の質問に入ります。 (2)放課後児童クラブ・学童保育についてであります。 新型コロナ対策で全国的に学童保育が注目されるようになりました。学童保育は国により原則として開設していただくようにお願いしたいという考えが示され、保育所と同様の役割を果たすことが求められました。午前中からの開所に伴い一定の予算措置が講じられましたが、施設条件の不十分さや規模の格差、学童保育指導員の劣悪な処遇、常勤指導員の少なさ、慢性的な人手不足など、学童保育施設の脆弱さが浮き彫りになっています。 質問1ですが、放課後児童クラブ・学童保育所の感染防止対策対応の備品(マスク・消毒液・体温計・ペーパータオルなど)は確保されているか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 放課後児童クラブの感染症防止対策については、各児童クラブで対応しております。ただし、感染症防止対策の備品の入手が困難なことから、市からは登録児童数に応じて布マスクを含めたマスク、消毒液を配付したところでございます。 また、学校の休業に伴いまして学校より消毒液を融通していただくなど、地域で学校と連携して対応をしていただいたところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 学童保育に入所の児童は、学校再開に当たり分散登校や短縮授業で学童にいる時間が長く、密を避けるための指導員は苦慮しているのが実情であります。また、学童保育に子どもを通わせている保護者は、3密を避けることが困難な学童に我が子を預けざるを得ないことへの葛藤や、仕事と子育ての両立の難しさを抱えております。保護者が運営を担う中津川市の学童保育では、今後学童保育を守り切れるかどうかという不安も抱えて指導員と協力しています。維持・存続のために努力をされています。 行政として密を避けるためのマニュアル・指導指針はあるのでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 厚生労働省及び文部科学省より示されております感染症対策ガイドラインや感染拡大防止のための留意事項といったものを、放課後児童クラブで密を避けるために参考として各クラブへ通知をしているところでございます。各放課後児童クラブにより児童数や保育環境が異なるため、各クラブに合った感染症対策が行われているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 厚労省の方針は、多分そういうふうに言っていくと思いますが、実際現場では、なかなかその対策は取り切れない状態が存在するわけですね。例えば西学童でいいますと人がいっぱいで、本当に広げんと、どうしても3密は乗り切れんといって指導員の先生は言ってみえるということがありますので、具体的にどういう処置を取ったらできるかということなんかも相談して協力していただきたいなというふうに思います。 3番目の質問は、国の第1次補正予算にある小学校の臨時休校に伴う放課後児童クラブの対応に係る財政支援、放課後児童クラブの利用料に係る財政支援、1人1日500円、それから感染防止に係る支援、1事業所当たり50万円の上限の交付金を市が確実に受け取れるように申請しているかどうか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 議員ご指摘のありました今の3項目の財政支援につきましては、市において既に交付申請を満額行っているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 交付金で来れば50万円で1か所の施設の会場を広げることは難しいかもしれないですけれども、これを活用して、本当にこの3密を防ぐ学童の体制をつくっていくように指導・援助をしていただきたいと思います。 次に第3項目め、コロナ禍での安心できる介護のためにということで質問いたします。 コロナ禍での介護施設では「利用者が減って経営が心配」「ショートステイの施設が見つからない」「職員は感染防止対策で神経も疲労し、消毒作業など仕事量が増大した」「人手不足」などの切実な状況報告や要望が上がっております。 質問ですが、感染の疑いのある利用者を訪問する場合の対応などを事業所任せにせず、国の責任で自治体や保健所に相談できる体制を早急につくる。感染の疑いのある場合には、介護職員にも利用者にも必ず検査を行い、介護を続けられるように、国策で、国・県が打ち出している感染防止策についての情報提供はどのようにされているか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 国や県からの情報につきましては、主に電子メールにて介護保険課に提供をされます。介護保険課においては内容を確認後、速やかに対象となる事業所に対しメール等にて情報提供を行っておるところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 感染者の疑いが出たというところでいいますと、なかなか事業所の所長さんとか責任者も、実際にこの介護をやりながらやっていくというのが、現実人手不足ですので、そういうところでメールだけではなかなかやっぱりいかないところがありますので、思い切って市からもそういうところには人も派遣して体制を整備するような、そういう情報提供も検討をしていただきたいと思います。 次の質問です。 介護・福祉事業者の職員への慰労金の支給は、いつ頃幾らぐらい支給の予定ですか。また、そういうことでの特別手当の創設はどうでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 国の2次補正予算により国から示される内容や時期により支給をすることになります。額につきましては、感染者が発生した介護・障がい福祉施設、事業所等の職員への慰労金20万円、それ以外の事業所等への職員への慰労金5万円を支給する予定ということで報道がされていますが、正式な通知についてはまだ届いておりません。 また、特別手当の創設についての情報も現在のところございません。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 5万円というのは少ないかと思いますが、それは国の方針ですので、また考えてほしいなと。 デイサービス利用の再開支援等とは何を想定されているのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 令和2年度第2次補正予算案に盛り込まれております
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の事業の一つとして、サービス再開に向けた支援事業が位置づけられております。内容といたしましては、ケアマネジャーや介護サービス事業所によるサービス利用停止中の利用者へのアセスメント、またニーズ調査、調整等、再開のために必要な準備支援等とされております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 今の質問に関連するわけですが、事業所の感染症対策の必要経費を補償することは必要です。感染症対策を徹底したサービス等の提供をするための経費がどれぐらい認めているか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 事業所の規模やサービスの内容に必要な資材は異なるため、経費の見積りは現在困難でございます。事業所に対しては、資材の消費により運営に支障が出そうな場合は早めに相談するよう連絡をしておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 介護施設で不足しているマスク、防護服、消毒液など、病院と同様に優先的に供給することが必要ですが、現在はどのようになっているか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) マスクにつきましては、4月中旬及び6月上旬に各事業所に配付をしたところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) ああいう事業所では、実際に今までもインフルエンザが発生しますと、本当に消毒を徹底して、もう手洗いから全部やって、お年寄りに感染しないようにやっておって、消毒液なんかは十分に持っている施設が多いかと思いますが、やはりよく調査して、不足するところへは優先的にそういうものを配置して、きちっとやるような形での支給をやっていただきたいと思います。 5番目の質問です。 市内の事業所で3月、4月、5月の利用状況はどうでしょうか。減っているならば何%ぐらい減っているのか、特にデイサービス施設やショートステイ施設ではどうでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 現段階では4月の利用分までの利用実績データしか確認ができないために5月の比較はできませんが、3月、4月については前年度比で目立った増減は見られておりません。 また、4月末以降については、デイサービスでは一部の事業所より利用控えが出ているとの情報は得ておりますが、詳しい率については現在のところ分かりません。 また、ショートステイについては特別養護老人ホームの併設事業として実施している事業所において、入所者の安全を最優先とするためショートステイサービスの利用の自粛を要請した例が確認されております。利用者に影響が出ているものと思っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 私どもの場合は、個人的な形でやっぱり利用者が減っているということは、心配として話を聞いたことは何回かありますが、統計上うまく減っておるのであれば、それはそれとしていいかなと思います。 次の質問は、ヘルパーさんはこの状況、特に学校休校のときなどで必要な休みが取れているかどうか、お伺いいたします。ヘルパーさん不足の施設はあるか、また相談や苦情などが届いているか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 介護サービス事業所からは感染予防に関して事業継続に関する不安の声というものを聞いておりますが、県及び市が所管する訪問系の介護事業所において、
新型コロナウイルスの対応等により休みが取得できない、ヘルパー不足が発生しているという具体的な相談や苦情は今のところ入っておりません。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) ヘルパーさんは、こういうときでも非常に頑張ってやってもらっておるということの証明かなと思います。 次の質問は、介護相談員の方が中津は何人か見えますが、その方が月に六、七か所の事業所を訪問されていると聞いておりますが、その方々からの特徴ある報告や要望があれば、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 市の介護相談員は、市内の57事業所に通常でありますと2か月ごとに訪問を行っております。各施設ともコロナ対策のため、現在、面会や訪問等を制限されている状況にあるため、3月からは訪問を自粛しているところでございます。その間、事業所から介護相談員への相談でありますとか要望といった連絡は入っておりません。 また、今後については、介護相談員との連絡会の開催でありますとか事業所の受入れ確認を行い、訪問再開の調整を進め、事業所の相談や要望の把握を行ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) この分野こそテレワークというか電話をかけてということも必要かなということにはなってくるわけですが、ただ電話するときでも、その時間帯が非常に相手の問題もありますので、ただ単に電話をかければいいというもんでもないので、そこについてよく研究されまして、やっぱりその相談員の方がきちっとその現状を把握していただくような形での、この相談員の活動について研究・検討していただきたいと思います。 次に、介護保険料の納付相談はどれだけ来ているか伺います。その中で減免などの善処した件数をお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君)
新型コロナウイルス感染症の影響で仕事がなくなり、保険料の支払いが困難との相談は1件受けております。
新型コロナウイルス流行以前の納期分の相談であったため、現在、分割納付の対応としたところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 介護施設へのクラスター対策でありますが、北海道の札幌での老人保健施設でのクラスターの実態が報道されました。非常に早い段階でしたので、かなり徹底されておりますが、そこでは92人感染しまして11人が亡くなり、2週間以上病院に入れなかった患者さんも見えまして、実際には介護崩壊が起こってしまったということになっています。聞くところによりますと、お年寄りに対するお食事も、通常3回でありますけれども2回しか出せないとか、お風呂もずうっとこの間は入ってもらえないとか、それからもうごみが山となってしまっておるとか、そういう状態が、こういう介護施設でのクラスターが発生すると起こってしまうわけですね。 だから、中津川市での介護福祉施設のクラスター対策はできていると思いますが、その状況についてご報告をお願いします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 所管する事業所に対しては、県が作成いたしました
新型コロナウイルス感染症発生時対応マニュアルに基づきまして、1つ目として日常の感染予防の徹底、2つ目として施設での感染者発生に備えた事前の準備、3つ目といたしまして、感染発生時の具体的な対応を基本といたしまして対策について周知し、取り組んでいるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) 今の答弁で、これから質問のことも併せて答弁を頂けた感じがしますが、介護施設の感染防止と3密対策はどのようにされているか、改めてお伺いします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 施設での介護については、できるだけ3つの密、3密を避けて実施するよう指導を行っております。具体的には、可能な限り同じ時間帯、同じ場所での実施人数を減らすこと、また定期的に換気を行う、また利用者同士の距離については、互いに手を伸ばしたら手が届く範囲以上の範囲・距離を保つ。また、声を出す機会を最小限にすることや、声を出す機会が多い場合にはせきエチケットに準じてマスクの着用をする。清潔を徹底とし、共有物は必要に応じて消毒を実施すること。また、職員・利用者共に手指衛生の励行を徹底することに留意して介護を実施していただいております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
◆21番(鷹見信義君) そのような対策を取っていくと、介護施設は本当に人手不足が起こるということもあるわけですので、何とかみんなで応援しながら介護施設での介護崩壊を招かないような形での取組が必要かなと思います。実際には施設では、いわゆるインフルエンザと同じような状態での消毒とか、人と人の関係の対応とか何かはやっておるわけですので、コロナで特別ではないですけれども、そういうこの感染症については特別な努力と仕事が必要なのが介護の施設であると思います。 いずれにしましても、今回私が取り上げたのは、子どもの教育の問題、それから学童保育の問題、それから介護施設での問題でありますが、いずれにしてもコロナにやっぱりみんなが団結をして対応して勝って、本当に感染を広げない、そういう中でも従来の日常生活をやっぱり守って、それぞれの持つことをどう保障していくかという、そこのところの難しいすみ分けといいますか行いが今回求められていることだと思いますので、ぜひこの問題を通じまして、もう一回改めて私たちの暮らしやそういうことについても検討しながらやっていくことが大切かなということを思って、そのことを発言しまして終わります。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、21番・鷹見信義君の一般質問を終結いたします。 続いて、11番・牛田敬一君。 〔11番・牛田敬一君質問席に着く〕
◆11番(牛田敬一君) 通告に基づきまして、一般質問を行います。 冒頭、
新型コロナウイルス対応について、職員の方が昼夜を問わず対応していただいていることに感謝を申し上げます。 早速質問に入りますが、1つ目、令和2年度予算についてお聞きします。 令和2年度は中期事業実施計画の2年目となり、取り組むべき主要施策を円滑に進めるための重要な年となることから、リニアを活用したまちづくり、安心・安全のまちづくり、次代を担う人づくりに関する施策に総合的に取り組んでいく方針と理解しております。その中で、基本方針と重点施策及び持続可能な行財政基盤の構築について伺いたいと思います。 (1)基本方針。 中津川市の総合計画では、将来都市像「かがやく人々やすらげる自然 活気あふれる中津川」を掲げております。1つ目の質問ですが、令和2年度は総合計画から6年目を迎えます。現在までを振り返り、将来都市像は計画どおり進んでいるのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 平成27年度から始まりました中津川市総合計画は、6年目を迎えまして中期事業実施計画の計画期間に入っておりますが、将来都市像の実現に向け着実に進んでいるものと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 何を基準に評価されているのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 市の現状や今後の市の方向性について市民がどう感じているかをはかるため、市民の意識調査を実施しております。これらを参考に判断しております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、具体な評価項目や数値を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 平成30年6月に実施しました市民意識調査では、中津川市の暮らしやすさ、誇りや愛着、居住継続の意思等について調査をしております。その結果、70.9%の方が「中津川市は暮らしやすいと思う」、77.4%の方が「中津川市に誇りや愛着を感じる」、77.5%の方が「中津川市に住み続けたいと思う」、こういった回答を頂いております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 今の70.9%とか言われておりますが、逆にその30%がどうだったかということを、また少しひもといていただけるとありがたいかなと思います。 それで、この総合計画、こういう政策は多くの事業から成り立っているわけで、代表的な事業内容と目標数値があれば伺いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 総合計画の前期事業実施計画では、戦略事業ですとか大型事業等の52事業を外部評価委員会で評価しております。52事業に74の指標がありますが、指標ごとに進捗率を出しておりまして、これを仮に単純平均すると約87%になります。そういった面でも計画は着実に進捗しているものというふうに考えます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) ある企業では毎年上位方針を受けて、作業者一人一人までに自分の任務を明確にしておりますので、市においても職員の方の意識が将来都市像に結びつくような工夫をお願いしたいと思います。 それでは4番目、上図のようにというのは上のほうのところなんですが、そのところに中期事業計画とリニア開業に向けた基盤整備というのは黄色とか赤くくくったように詳しく掲載されておりますが、青枠で囲った若者の地元定着・移住促進の強化は少し分かりづらいというようなところがありますので、ここについて内容をお聞きしたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 令和2年度の予算概要における若者の地元定着・移住促進の強化の具体的な施策内容につきましては、1.交流・学び・にぎわいの拠点、(仮称)市民交流プラザの設計、2.Wi-Fi設置で利便性とまちなか回遊の促進、3.歴史・文化、体験、食、宿泊など周遊観光を促す情報発信、案内の強化、4.苗木城跡、付知峡、芝居小屋等を活用し、地歌舞伎街道沿線周遊促進、5.東美濃歴史街道協議会などで広域連携による誘客の促進、6.子育て世代包括支援センターの設置で安心の子育て環境づくり、7.新規就農者と就農研修生受入れ農家の支援、8.木材関連産業の人材育成の支援、9.小・中学生が地元企業を知るすご技中津川プロジェクトの推進、10.テレワークで就労、キャリアアップを支援し、女性活躍の推進、11.空き店舗活用と創業支援で新たな働き方の推進、12.域学連携拠点「coagari」で学生のキャリア教育の推進、13.移住相談窓口のワンストップ化の推進、14.経験を生かした移住サポーターの移住相談と住まい確保の支援、15.地域おこし協力隊の増員で地域活性化、以上の15事業となります。引き続き分かりやすい資料の作成に努めてまいります。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) ぜひ次回は、このような形でまとめていただけると大変分かりやすいかなと思います。 次に、移住相談窓口のワンストップ化の推進、ここが人件費対応と書いてあります。人件費対応とはどのような対応を予測しているのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) まず、その取組の内容といたしましては、ワンストップでの相談を可能にするため、令和2年度において商工会議所、北商工会、ワーカーサポートセンターと連携し、仕事情報についても、まずは定住推進課窓口で相談に乗れるようにマニュアルを充実させ、タイムリーで詳細な雇用情報につきましては、タブレット端末を使ってワーカーサポートセンター担当者とオンライン面談もできるよう移住相談窓口機能の充実を図ったところでございます。 そして、その人件費対応とございますが、新たなこうした相談対応によりまして業務量が増加することに対して、相談業務のルーチン化及び定住推進課業務の効率化を図ることによって余力を生み出し、これに対応していくものでございます。以上でございます。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 人件費というと、普通、給与だとか時間外手当、そういう形に分類されるわけですので、普通は必ず数値が伴うと思います。そういった形で、今の部長が言われたような形で業務の見直し、また組織の再編などで対応していくというような表現の仕方をしていただかないと、黒い企業というふうに言われてもちょっと困るもんですから、そんな形で表現をしていただけるとすごく分かりやすいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 次に、重点施策、リニア開業に向けた基盤整備についてということで聞きます。 私は、いろいろと市民の皆さんから2019年度、170件の質問だとか要望を頂いておりまして、その中で交通安全・道路が25%、子育てが17%、それでリニアが15%、そんな形でいろんな質問を頂いておりますので、その中から質問をさせていただきます。 ①リニア駅への新たなアクセス道路や関連道路の整備、約7億3,000万円ということになっておりますが、この東濃東部都市間連絡道路750メーターの位置や事業費の内訳を伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
リニア都市政策部長・小椋匡敏君。
◎
リニア都市政策部長(小椋匡敏君) 工事の位置は、中部総合車両基地建設予定地の南側の600メートルと、中津川市民病院西側の150メートルを予定しております。事業費は、前者が工事費1億500万円、後者が工事費3,200万円のほか、用地費1億2,400万円、補償費6,500万円、不動産鑑定費700万円の合計3億3,300万円を予定しています。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、750メートル区間の地元地権者との調整に課題等があれば伺いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
リニア都市政策部長・小椋匡敏君。
◎
リニア都市政策部長(小椋匡敏君) 今のところ大きな課題はございません。中部総合車両基地建設予定地南側の工事については地元のご理解を頂いて進めております。中津川市民病院西側については、工事着手に向けて用地取得を進めております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 事業が順調に進むと想定していても思わぬところで中断することがあるようですので、細心の注意を払っていただきたいと思います。 次に、東濃東部都市間連絡道路のうち、桃山大橋から新たに結節される道路で拡幅されていない区間の計画を伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
リニア都市政策部長・小椋匡敏君。
◎
リニア都市政策部長(小椋匡敏君) 東濃東部都市間連絡道路につきましては、国道257号から濃飛横断自動車道までを優先して進めています。このため、桃山大橋から後田橋の区間はまだ事業化しておりませんが、周辺道路の渋滞等を解消するために少しでも早く事業化できるように取り組んでまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 今と関連になりますが、その上記区間の拡幅について課題があれば伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
リニア都市政策部長・小椋匡敏君。
◎
リニア都市政策部長(小椋匡敏君) この区間につきましては、住宅密集地での新設道路となるため建物移転が避けられず、地権者にご理解を頂くことが必要になります。また、多額の事業費が見込まれるため、有利な補助制度の獲得など財源の確保も課題だと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 桃山大橋が中津川に対して斜めに架かっているということをよく意識していただいて、取組を強化していただきたいと思っております。 次に、青木斧戸線の整備についてということで、用地取得と工事を実施とありますが、用地取得では全体計画の何%完了するのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 建設部長・早川泰典君。
◎建設部長(早川泰典君) 地権者の皆様のご協力によりまして、令和2年9月までに100%完了する予定です。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 総事業費を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 建設部長・早川泰典君。
◎建設部長(早川泰典君) 約45億円を予定しております。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 完了時期を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 建設部長・早川泰典君。
◎建設部長(早川泰典君) 令和3年度中に完成する予定です。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) これはいろいろとひもとくと昭和57年ぐらいから聞いておりまして、途中、中断もあって、そうすると約38年間かかったということになりますので、いろんな道路は大変かかるかと思いますが、ぜひ早くスムーズにやっていただけるとありがたいと思います。 次に、8番のリニア周辺のまちづくりということで、眺望を生かした人々が集うリニア駅周辺の空間デザイン計画等の策定ということで、リニア駅周辺の空間デザイン計画を検討するほか、美乃坂本駅の自由通路と橋上駅舎の概略設計を実施とありますが、令和2年度中の成果物として市民にイメージ等を公表できるのか伺いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
リニア都市政策部長・小椋匡敏君。
◎
リニア都市政策部長(小椋匡敏君) リニア駅周辺の空間デザイン計画は、学識経験者や地元団体の代表者などで構成するデザイン会議において議論を頂きながら進めていますが、
新型コロナウイルス感染症の影響で会議が開催できていない状況です。現在の予定では、令和2年度中に経過報告としてイメージ図をお示ししたいと考えております。 なお、美乃坂本駅の自由通路及び橋上駅舎の概略設計につきましては、JR東海との協議が必要なため、年度内にイメージ図をお示しすることは困難な状況です。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に(3)重点施策、若者の地元定着・移住促進の強化ということで、アンダーラインが引いてあるところについて質問をさせていただきます。 1つ目、未来を担う若者の市外流出の抑制と地元定着について、令和1年の取組総括と令和2年の取組方針を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 令和元年度は、未来を担う若者の市外流出の抑制と地元定着に向けて取り組んできた企業誘致、中でもリニアのまちづくりビジョンに位置づけた研究開発機関の企業誘致が実を結んだ年であるというふうに考えております。駒場地区の旧資源センター跡地には高圧ガス分野で業界トップクラスの実績を誇る株式会社鈴木商館の研究施設を、坂本地区の旧県技能訓練校跡地には大同特殊鋼株式会社の研究施設を誘致するべく立地協定を締結しました。大同特殊鋼につきましては技術開発研究所中津川先進磁性材料開発センター、こちらが令和2年5月25日から業務をスタートしております。 また、令和2年度は新型コロナにより若者の雇用環境にも大きな変化が見られるため、こうした環境の変化を的確に捉え、地元の優秀な若者に地元企業を知っていただき、地元企業に就職し、中津川に住み続けてもらえるような施策について、新型コロナに対応した新しい取組等も実施しながら取り組んでいきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、若者の市外流出の抑制と地元定着というのは、主に商工観光部に偏る傾向がありますが、全庁にわたる政策推進部を中心に取り組む考えはありませんでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 若者の市外流出の抑制と地元定着に係る施策は多岐にわたりますので、政策推進部、それから定住推進部が中心となって、商工観光部をはじめとする関係部署と関係施策を取りまとめ事業推進を図っていきます。 当市には移住・定住に特化した定住推進部が存在しますので、定住推進部が市の移住・定住に係る施策を組み立て、政策推進部が関係部署との連携を強化することで、若者の地元定着・移住促進の強化に取り組んでいきます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) ぜひ情報交換を密にしてやっていただきたいと思います。 次に、若者が安心して多くの子どもたちを産み育てるというところで、令和1年の取組総括と令和2年の取組方針を伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 令和元年度は第2期中津川市子ども・子育て支援計画を策定するとともに、義務教育終了までの医療費自己負担額助成、子育て支援センターの運営、子育てなんでも相談、放課後児童健全育成事業、こんにちは赤ちゃん事業などの子育て支援事業を実施し、新たに病児・病後児保育所と産後ケア事業を開始いたしました。安心して子育てができる環境づくりに取り組みました。 また、令和2年度は令和元年度の事業に加えまして子ども家庭課内に子育て世代包括支援センターを設置し、妊娠期から子育て期にわたり切れ目なく子育て世代を継続して支援していくことで、妊娠期から出産、育児での不安解消、虐待予防などを行い、安心して子どもを産み育てる中津川市を目指します。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次は、企業訪問した際、抱えている問題を把握されていましたらお聞かせください。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君) 企業訪問をする中で把握した事業者の皆さんが抱える問題としましては、人材の確保、後継者不足、設備投資に関するものでした。 また、若者の地元定着に関わるものとしましては、
コロナウイルス感染症拡大前の時点における状況ですが、市内企業が雇用を拡大しようとしても、若者の市外への就職によりまして働き手の確保が困難になっており、派遣労働者や
外国人労働者、技能実習制度等に頼らざるを得ないといった声を聞いております。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) その把握されている項目の対応策を伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君) 市内では、若者が地元の企業を知る機会の創出と、新たな分野・業種の企業立地に力を入れて取り組んでおります。若者が地元の企業を知る機会の創出では、小・中学生世代の市内企業見学、すご技プロジェクト事業、高校生・大学生・一般向けの東美濃就職企業説明会や、大学生等向け中津川企業説明会に続き、昨年度より高校生対象合同企業説明会を開催し、世代に応じた地元企業を知る機会を設け、地元就職の拡大を図っております。 また、新たな分野、業種の企業の立地という面では、昨年度、新たに2つの企業の研究開発機関を誘致するなど若者の就職先の選択肢を増やす企業誘致に努めております。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、予算の重点化を図るため、未来の中津川のための優先事業推進枠を設け、一般財源要求基準とは別枠で優先的な予算措置とありますが、具体的な事業と取組内容を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 聖域なく予算の見直しを行う中にありましても、若者の地元定着・移住促進の強化につきましては、確実な予算措置によってしっかりと事業を推し進める必要がございます。そのため、令和2年度につきましては中心市街地の活性化、市域全体をつなぐ観光振興、産業振興と産業を支える人材育成、地域の活力を生む人材確保などの柱立ての中で、先ほど(1)④のご質問に対しまして政策推進部長がご答弁申し上げました(仮称)市民交流プラザの設計、子育て世代包括支援センターの設置などの15事業、こちらを措置したところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) そういうことですので、何かあえてここで重点化ということがちょっと分かりづらいので、もう少しその前の予算書のほうで少しハイライトしていただければ分かりやすいんではないかなと思いました。 次に、重点施策とはちょっと違いますが、市内の経営者から人の確保とか住宅整備の要望を聞いておりますが、その認識はありますでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君) 人の確保につきましては、先ほど4番目の質問でお答えさせていただいたような課題がございます。 また、住宅整備ということにつきましては、雇用した人材の住む場所の確保に苦慮をしておる。民間経営による宿舎等の情報提供や、自社で建設した部分の支援がないかという相談も承っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) また訪問の際は、政策、商工観光だけではなくて定住推進部の方にも一緒に同行していただきながら、いろんなところの企業のいろんな問題を把握していただけるとありがたいなと思います。 次に、若者の地元定着等の施策を抜本的に見直す必要があると考えますが、所見を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 若者の地元定着は人口減少問題を抱える地方共通の課題であり、どの市町村もなかなか解決策を見いだすことができていない難しい問題になります。高校卒業時の就職・進学等のタイミングで多くの若者は市外へ転出してしまう状況にあり、さらに、市外への進学した若者が就職する際に本市へ戻ってきてくれないこと、こういったことが若者の市外流出・人口減少につながっております。 若者の地元定着には、働く場の創出と住まいの確保が大変重要というふうに考えております。リニアというアドバンテージを生かし、これまでに中津川市になかったような新たな分野の企業誘致や若者が住宅を取得しやすくなるような定住施策、こういったものに力を入れていきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) ぜひ期待をしておりますのでよろしくお願いいたします。 鹿児島県大崎町というところは、リサイクルによる益金を原資に、町外に進学した学生が就職等で町内に戻ってきた際に奨学金の返済金全額を補填する、そういう奨学金を開始したという事例がありますように、市全体でその予算を捻出するような取組が必要ではないかと感じております。 また、親と同じ企業で働くようなこともすごく推進していくことも有効な手段ではないかと思いますので、そんなところも加味していただけるとありがたいと思います。 次に、持続可能な行財政基盤の構築というところで、①継続的な財源の確保について、これは施設使用料減免の見直しという形で取組がされております。これについて、施設利用料の減免の見直しによる実績額を伺いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) 平成28年度に使用料減免規定の見直しを考えていましたが、利用者のマナーの悪さが見受けられ、まずマナー改善を取り組みました。改善内容は、二重予約のキャンセル忘れの改善や、中学生が毎週土・日に全テニスコートを予約する事例がありましたが、これを一般のほうで利用できるよう改善いたしました。 改善による効果は、平成29年度は64件で約20万1,000円、平成30年度は23件で約4万7,000円の収入につながりました。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 目標に対し実績が出なかった要因を伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) 目標数値は、小・中学生を現行の全額免除から半額免除に見直すことなどで570万円としておりました。しかし、関係団体などの否定的な意見や消費税増税の動きがあり、計画的に見直しができませんでした。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) その要因に対する対応策を伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) まずは施設の利用者に対し、施設の維持費や修繕費の現状の理解や施設維持のための市の考えを理解いただくため、懇談の場などを設け、広く市民へ施設の現状を伝えていきたいと考えております。利用者の方には、施設は自分たちの持ち物であることを認識していただきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、対応策をいつまでに完了させるのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) 令和2年度に施設利用者や市民の施設の現状などを知っていただき、施設維持のための市の考えをまとめていきたいと考えております。その後、市民の理解を頂きながら使用料減免等の見直しを図っていきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) これは2年目の時点で目標項目が間違っているのか、また目標値の設定が適切でなかったか、PDCAを回していただきながら事業を進めていただきたいと思っております。 次に、経常経費の徹底的な見直しによる削減ということでRPAの導入を図るとありますが、どのような課題を解決しようとしているのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) RPA導入につきましては、事務事業の多様化・高度化に伴う業務量の増加により職員の時間外勤務等が増えているといった課題に対応するためでございます。定型的な事務作業を自動化することで業務量を削減し、職員が本来取り組むべき住民サービスの向上や地域活性化などの業務に注力する時間を確保することを目的としておるところでございます。事務の効率化が進むことで、人件費等の削減にもつながるものと考えておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、導入費用と効果を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 令和2年度の導入費用は、およそ430万円でございます。効果目標としましては、対象作業について処理時間の80%削減を目標としております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 運用開始時期を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 新型コロナの関係で少し予定を遅れておりますけれども、運用開始時期は本年7月を予定しておるところでございます。よろしくお願いします。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) RPAも大変重要ですが、日頃の業務に無駄がないのかということを再認識して進めていただきたいと思います。 次に、大きな項目、
新型コロナウイルス感染症を教訓とする緊急事態の体制や働き方等についてということです。
新型コロナウイルスにより生活様式や事業活動が激変した中で、市の緊急事態体制の在り方と今後の働き方を見直していく必要があると感じます。行政の立場から今回の経験を踏まえ、今後どのような取組に注力していくのかを伺いたいと思います。 支援体制について。 まだ収束はしておりませんが、緊急支援策を展開した中で、個人事業主や企業等からの要望がどのような内容だったかを伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君) 事業者アンケートや商工団体との意見交換の中で、補助金の申請などの手続の簡素化や融資の迅速な実行を求める声が多く聞かれました。 そのほかの要望としましては、融資利率の引下げ、休業補償、制度に関する情報を早く知りたい、公共団体による在庫品の買上げといったものがありました。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) その要望をこれからの教訓としておくことがあれば伺いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君) 金融支援による支援、補助金による支援ともに迅速な対応が求められましたので、手続の簡素化と併せ、スピード感のある対応が非常に重要であることを再認識しました。 また、国や岐阜県の支援策など刻々と更新される制度情報に対するアンテナ、事業者の要望や求められているものを的確に捉えるアンテナを持つとともに、日頃から情報交換ができる関係を築いておく必要性を感じております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、緊急事態では情報窓口の一本化と総合戦略が重要と感じますが、現在その体制が機能しているのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 現在、中津川市
新型コロナウイルス感染症対策本部に市民福祉部、政策推進部及び総務部を中心とした連絡調整会議を設置して各部と連携を取っており、対策推進体制は機能しているところでございます。緊急を要する案件については即時対応しております。連絡調整会議は、ほぼ毎日開催しており、市民への周知、相談窓口の設置、施設の閉鎖、事業者の休業要請や協力金などの感染防止対策や
特別定額給付金の給付など、生活支援、事業者への支援対策などタイムリーに発生する課題を協議し、情報共有を図るとともに、全庁的に周知すべき点については即座に対策本部等に提案し、実行しているところです。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) そういう今回の仕組みを生かしていただければ結構かと思います。 あと、いろんなところの企業を聞いてみますと、やはりいろんな助成というアイテムもいいんですが、やはり小さなところまで市の人がわざわざコロナのことでどうですかと言ってくれたほうがすごくありがたいということがありますので、横断的に、やはり人が少しバランスが悪いなら、そこを調整するところがどこなのかなというのをちょっと聞きたかったわけでして、今回でしたら新型コロナということですから市民福祉部ということになるかもしれないんですが、横断的に見たときにはどこが一番ジャッジするのかなという、だから、この調整会議を開催するのは誰なのか、市民福祉部が調整会議をするのかといったら、多分、総務部か政策推進部ではないかと思いますので、そういう窓口がどこかというところがちょっと聞きたかったということですので、これからもそんな形でまた、今の体制が悪いというわけじゃなくて、その辺をうまく機能していただけると、機能していないわけじゃないので、機能をさらに強めていただければありがたいなと思います。 それでは、次に教育関係についてお伺いします。 これはやはり今回、いろんな保護者の方からもオンライン教育という話を聞いておりますので、まずオンライン教育の考え方を伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) オンライン教育につきましては、令和元年6月に制定されました学校教育の情報化の推進に関する法律、こちらに基づきまして、全ての児童・生徒がその状況に応じて効果的に教育を受けることができる環境の整備を図ってまいりたいと考えております。それによりまして、次代の社会を担う児童・生徒の育成に資することを目的として取り組んでいるところでございます。 オンライン教育につきましては、子どもの学びを保障する上での有効な手段の一つと考えておりまして、長期間の臨時休校が発生した場合においても活用ができるものと考えているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 我々簡単にオンライン授業というふうに言いますが、多分大変なことではないのかなということがあります。その辺を進める上での課題を伺いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) オンライン授業を進める上での課題といたしましては、学校における遠隔授業を行うためのシステムの整備、それから各家庭でのネットワーク環境の整備などがございます。また、それ以外にもオンライン授業を行うための教員の方のスキルアップも課題になってくると考えているところでございます。 オンライン授業を実施するためのハード的な整備を図りながら、教育研修所と各学校の情報教育担当職員が中心となりまして、子どもたちによりよい学習が提供できるよう研修を実施してまいりたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) それに加えて、このGIGAスクールの構想というのがありまして、それの完了時期を伺いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) GIGAスクール構想でございますが、校内ネットワーク環境の高速化、こちらの工事事業につきましては、令和2年度内の可能な限り早期に完了したいというふうに考えております。 また、小・中学校の児童・生徒に対する1人1台端末の導入につきましては、6月補正予算に計上させていただいております。9月頃より購入を開始し、これにつきましても今年度内の可能限り早い時期に順次導入をしていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) オンライン教育も幾つかのハードルがあるかと思います。教育の環境整備をよろしくお願いしたいと思います。 (3)の今後の働き方について。 ①災害で職員が出勤できない場合を想定するとテレワークの環境整備が必要と感じますが、ITまたはテレワークの取組について所見を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 市長公室長・高木 均君。
◎市長公室長(高木均君) 今後の感染防止対策や防災対応として、各出先事務所においてテレワーク対応をすることは有効だと考えます。今回の
新型コロナウイルス感染防止対策として、市のネットワークにつながっている福岡総合事務所で農林部が、また環境センター、浄化管理センターで環境水道部がテレワークを行いました。 在宅勤務についても検討しましたが、個人情報が持ち出しできないため在宅でできる業務内容が限定されること、また財務会計システムや総合行政システムなどの専用システムがセキュリティーにより自宅などの外部から利用できないことから許可しておりません。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 私もコロナになってから約3か月ぐらい、今も自宅でずうっとテレワークをしておりますが、自宅のパソコンで会社のパソコンをリモート操作しているということですから、特にそのセキュリティーという問題は、その辺はしっかりとされていると思いますので、そんなところも少し考えていただけるとどうかと思います。 次に、オンライン会議が今後必要と感じますが、考え方を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 市長公室長・高木 均君。
◎市長公室長(高木均君) 当市のように事務所間に距離がある場合はオンライン会議は有効な手段だと考えますので、導入できるよう担当部署と検討してまいります。 災害時に電話で指示することはあっても在宅で会議を行うことは想定しておりません。会議が必要な場合は、災害に対しては、近くの出先事務所において本庁とのオンライン会議をすることが有効であると考えます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 現在、多くの企業では自席でのオンライン会議というのが当たり前になっておりますので、そういったところの環境も少し調査していただきながら、どうしたらできるかというような形で考えていただければと思います。 次に、情報政策課の人員を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 市長公室長・高木 均君。
◎市長公室長(高木均君) 正規職員は、課長以下5名です。そのほかに民間会社からの委託職員が1名おります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 情報政策の強化が重要と感じますが、所見を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 市長公室長・高木 均君。
◎市長公室長(高木均君) 人事異動のジョブローテーションの中で情報通信技術に詳しい職員を育成することは重要だと考えます。なお、現在も民間の委託会社から1名派遣していただいており、専門的知識のある民間の方を活用させていただくことも必要と考えます。
新型コロナウイルス対応で人員を必要としている部署は幾つかありますが、今後に備えて市役所の情報政策を強化し、テレワーク、オンライン会議等が可能なように整備を進めることは必要だと考えます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 今回の
新型コロナウイルスで新しい生活様式ができてまいりました。これを機会に働き方や市民サービスの在り方を考えて、市民が安心・安全に暮らせることをご祈念申し上げまして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、11番・牛田敬一君の一般質問を終結いたします。 ただいまから13時30分まで休憩をいたします。 午後0時20分休憩 ――
―――――――――――――――― 午後1時30分再開
○議長(岡崎隆彦君) 休憩前に続いて会議を開きます。 一般質問を続けます。 15番・田口文数君。 〔15番・田口文数君質問席に着く〕
◆15番(田口文数君) それでは、発言通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。 まずは、この場をお借りいたしまして、
新型コロナウイルスに感染して亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。 私ごとでございますが、娘が今年小学校を卒業いたしまして、中学校に上がったわけなんですが、卒業式のときは校歌も歌えないという状況でしたけど、最後に先生全員で花道をつくっていただいて卒業生を送り出していただきました。さらに大きな垂れ幕までつくっていただいて、本当にいい卒業式を迎えることができました。本当にありがとうございました。 また、こういう中に、市の職員の方も感染対応と、いろいろと本当に日中忙しい中を市民のためにいろいろと情報をつくっていただき対応していただいていることに感謝申し上げます。 それでは、入ってまいります。
新型コロナウイルス感染症は、感染が世界に拡大し、世界保健機関は公衆衛生上の緊急事態を2020年1月30日に宣言しました。日本国内1月16日に初めて患者が報告され、2月1日に指定感染症に指定されました。また、今後の患者の増加に備えて、水際対策から感染拡大防止策に重点を置いた政府の基本方針が2月25日に示されました。政府は、2月27日の
新型コロナウイルス感染対策本部で、全国の小・中学校と高校、特別支援学校に臨時休校を要請しました。 その後、岐阜県も特別警戒宣言が解除され、学校では分散で授業が再開されましたが、学びが縮小され、保護者からの心配の声が多くあります。 以下、質問をさせていただきます。 臨時休校によって、子どもたちの学びに遅れが生じてしまいましたが、学校再開後、これらの遅れを取り戻すためにどのような取組をされますか。お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 既に報道などで周知しておりますように、夏季休業並びに冬季休業を短縮させていただきます。 また、行事の精選や中学校における1日7時間授業の実施、さらに中学校3年生については卒業式の実施時期の変更などの取組を行うことによって授業時間数を確保し、子どもたちの学びを保障するよう努めてまいります。以上でございます。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 2番目の質問に移ります。 夏休み、冬休みを短縮する計画がありますが、授業が分からない、ついていけない児童のために土・日の半日授業を計画してはいかがでしょうか。これはあくまでも強制ではなくです。よろしくお願いします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 土曜授業の実施につきましては、児童・生徒並びに職員の負担、地域行事への影響などに考慮して、今のところ実施は考えておりません。 授業が分からないとか、ついていけないなど、個別の支援を必要とするお子さんについては、授業中はもちろん、昼休みや放課後も活用してサポートしてまいります。また、担任などの手が回らない場合は、指導助手などの市費任用職員を活用したサポートも丁寧に行ってまいります。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 確かに土曜日までになってしまうと、この時期にまた土曜日も出勤という形になると、先生たちへの影響もございますので、またいろいろな形で検討していただきたいというふうに思います。 私、埼玉の草加市を視察させていただいたときに、年5日の土曜日の授業を開催していると。先生だけではなく地域の方たちが子どもたちの授業を見て教育につなげているということがありましたので、今後中津川市でも取り入れるべきではないかなと思いますので、またご検討いただきたいと思います。 3番目の質問です。 先ほども出てきておりましたが、全国的にオンライン授業が始まり、中津川市では加子母が早くから取り組まれてきました。今後、中津川市としてオンライン授業をどのように考えているか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 午前中にもお答えさせていただきましたが、オンライン授業につきましては、子どもの学びを保障する上での有効な手段の一つと考えております。長期間の臨時休業の発生した場合においても活用できる有効な手段と考えているところでございます。 令和元年6月に制定されました学校教育の情報化の推進に関する法律に基づきまして、全ての児童・生徒がその状況に応じて効果的に教育を受けることができる環境の整備を図ってまいりたいと考えております。 これによりまして、次代の社会を担う児童・生徒の育成につなげていきたいと考えているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 確認ですが、私昨年の12月にICT教育についてさせていただきました。そのときにもGIGA構想とかいう形で、1人1台の端末をという話をさせていただきましたが、今回、この6月議会の補正でも、端末購入の補正が上がっております。 これ、確認ですが、私は当初学校内でやるためのタブレットという形にしておりましたけど、今回買うタブレットというのは、うちに持ち帰ってオンライン授業ができるためのタブレットとして考えてもよろしいんでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 先ほども申し上げましたが、今回のような長期休業を余儀なくされる場合には、オンライン教育が大変有効と考えております。 今回、GIGAスクール構想において、学校に整備する端末につきましては、基本的には学校で使用するのが基本かと思いますが、今回のような長期休業の場合などにおきまして、各ご家庭で端末をご用意できないという場合につきましては、持ち帰り使用することも含めて活用していきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 1人1台という形でタブレットが支給されるということでありますので、ぜひ大いに活用していただきたいというふうに思います。 4番目の質問です。 保護者の方に家庭に通信環境、Wi-Fi等、パソコン、タブレット端末のハードの整備アンケート調査を実施しましたが、どのような状況ですか。お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) ただいまお話がありましたアンケートにつきましては、国の要請によりまして、児童・生徒の各ご家庭におけるICTを活用した学習環境の現状について調査を行ったものでございます。 調査の結果といたしましては、Wi-Fi環境がないなど、家庭においてインターネットを介した学習活動が困難な児童・生徒数の割合といたしましては、小学校で27.3%、中学校では17.9%という状況となりました。なお、今回の調査につきましては、国の要請により緊急的に実施したものでございますので、より正確な状況の調査を7月末までに行いたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 小学生でも27%、中学校でも17.9%ですか、いるということですので、先ほど質問したように、端末がうちに帰ってオンライン授業等に使えるということでありますので、いかにそれを活用するかが問題になってくると思います。 それでその質問に続いての問題なんですが、生活保護の6番目の質問です。 生活保護の家庭に通信費の補助が出ないのかという声がございました。
○議長(岡崎隆彦君) 田口議員、5番はよろしいのか。
◆15番(田口文数君) ごめんなさい、飛ばしました。 5番目です。 Wi-Fi環境が整っていない家庭に対し、貸出し等の支援は考えておりますか。国はLTE通信環境の整備を支援しますと打ち出しておりますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) Wi-Fi環境が整っていなくて、経済的に支援が必要なご家庭につきましては、モバイルルーターの貸与を考えているところでございます。また、Wi-Fi環境を確保できない児童・生徒につきましては、学校の中で対応することも一つの方法と考えております。なお、モバイルルーターの購入につきましては、国の補助金を活用し、6月補正予算に計上させていただいているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 大変失礼しました。私、そのままの流れで行ってしまって申し訳ございません。 で、今聞いた質問で、通信環境の貸出し等はしていただけるようになるということで、生活保護の6番目の質問です。 生活保護の家庭に通信費の補助が出ないのかとの声があります。中津川市として何らかの支援はできませんか。お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 先ほどご説明申し上げましたとおり、生活保護家庭も含めまして、公的補助を受けている経済的に支援が必要なご家庭につきましては、モバイルルーターを貸与することを予定しております。また、生活保護家庭の負担が増えることのないよう、通信費についても支援を行う方向で検討してまいりたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 検討というお言葉でありましたが、ぜひ支援をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 7番目の質問です。 休校となり、子どもの運動不足が懸念されております。中学校では部活動の練習もできず、運動不足になっております。運動不足解消が必要と思いますが、今後の取組をお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 議員ご指摘の点につきましては、教育委員会としても大変心配しているところでございます。 小・中学校におきましては、体育の授業はもとより休み時間や放課後にも感染リスクや熱中症に対する対策を講じつつ、運動不足の解消に努めてまいりたいと考えております。また、中学校では本日から部活動が再開され、小学校でも水泳の授業を行う予定でおります。これらについても可能な限り活動時間を確保したいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 部活動、本日から再開ということでありますけど、多分中津川市で行われるスポーツ系の試合等は、今年はないのかなというふうに思います。目標がない中で練習が始まるということでありますので、せめて何か子どもたちの目標をつくってあげられるようなスポーツ運動という形で取組をしていただきたいと思います。 8番目の質問です。 学校事業の運動会、そして修学旅行等はどうなりますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 全ての小・中学校が運動会または体育祭を実施する予定でおります。 また、修学旅行についても、全ての学校が現在実施する方向で準備を進めております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 行く予定、やる予定ということですが、例えば修学旅行ですと、行き先とか日程というのは、これから検討するということでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) やはり1学期にこうした旅行的行事を準備していた学校につきましては、全て秋に時期をずらしております。行き先につきましては、今年度に入ってからの変更は極めて厳しい状態です。変更した実施時期の約1か月前が学生旅行のキャンセルが利くタイムリミットになりますので、その段階で旅行先の状況等も考えて、各学校が判断するということになります。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 子どもたち、学校事業というのは、本当に思い出に残る一つでありますので、ぜひ本当にいい形で事業ができることを私も願っております。 9番目の質問です。 感染対策として、マスク、消毒液、飛沫対策のアクリル板、こういう透明なやつですね、はどうなっておりますか。お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) マスクにつきましては、基本的に各ご家庭でご準備していただくよう、学校から保護者にご依頼をさせていただいているところでございます。ご家庭でマスクが準備できない児童・生徒や学校に来て汚れてしまった場合などには、学校にストックしていますご寄附いただいたマスクを活用させていただきたいと思っております。 消毒液につきましては、3月に購入したものとご寄附で頂いたものを使用していますが、追加分についてなかなか入手が困難な状況もございます。 飛沫対策につきましては、基本的に身体的距離を確保することで対応したいと考えているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。
ソーシャルディスタンスというような言葉がこのコロナ禍の中で生まれてきましたけど、子どもたちの3密状態を防ぐために、どういうふうに取り組んでいくかということが、本当に今課題になっていると思います。 例えば、大声でしゃべることができないとか、そういうのがいろいろと学校の中の決まりの中でつくられてくると思うんですけど、そういう中でも少しでもその飛沫対策、アクリル板等も、もしどこかの企業等が寄附していただけるようなことがあれば、ぜひ活用していただきながら、子どもたちの環境に整備していっていただきたいと思います。 今回、一般質問等、議会も自粛ムードがある中で、私、質問時間を10分というふうに定めてやらせていただきましたけど、教育のことについて一本に絞ってやらせていただきました。子どもたちが今回宣言が解除されて、緊張が張り詰めた中が一気にぱんとはじけた途端に、体の調子がおかしくなるとか、そういう事態が多く出ているという話もよく聞きますので、子どもたちが今のこの状況の中で楽しく教育をできるように、先生たちも一生懸命頑張っていると思いますので、私たちもいろいろとご協力させていただきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いします。以上で一般質問を終わらせていただきます。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、15番・田口文数君の一般質問を終結いたします。 続いて、18番・三浦八郎君。 〔18番・三浦八郎君質問席に着く〕
◆18番(三浦八郎君) 通告に基づきまして、一般質問を行います。 中津川市の
新型コロナウイルス感染症対策についてということで、質問させていただきます。 これで5人目の質問ということで、ほとんど質問をしていただいた項目ばっかりになります。答弁者は簡略化して答弁してもらって結構ですので、すみませんが、よろしくお願いいたします。 職員の皆さんには、
新型コロナウイルス感染症の影響により、本当に多くの業務が増え、ご苦労なされていることに敬意を表します。 そんな中、今心配されているのが、
新型コロナウイルス感染拡大で地方経済が大きく減速してしまうことです。中津川市の主要産業である製造業も影響が出始めていると聞いております。また、国を挙げて取り組んできた観光産業についても大きな影響が出ています。 身近なところでは、活動・集会の自粛により観光客が集まる地域イベントは相次ぎ開催中止となり、飲食、旅館、キャンプ場、交通業など、小売業を中心に地元企業は大幅な減収を余儀なくされております。 企業収益が悪化すると、企業が納める法人住民税や法人事業税などが減少するとともに、解雇や減給により従業員が納める住民税も減少する。企業収入の悪化は、これからの地方税の税収減につながり、中津川市の財政への影響が出てくると思います。 その中で1つ目の質問をさせていただきます。 中津川市への今後の経済的な影響をシミュレーションしてみえますかということですが、これは市税等税収についてのことでありますので、今までの状況については先ほど
商工観光部長から聞きましたので、税収について伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 去る6月8日、西村経済再生担当大臣が、4月から6月期のGDP、実質国内総生産、生産成長率でございますけれども、につきまして、新型コロナの緊急事態宣言の影響が本格化するとの見通しを示しまして、また経済専門家の一部では、
リーマンショック後の年率マイナス17.8%を超える大きな落ち込みとなる可能性が高いと、そういった見解もあるようでございます。また、国・県も税収等につきましては、具体的な見通しは示しておらないところでございます。 このように判断材料が乏しい上、先行き不透明な状況によりまして、シミュレーションは非常に難しく、行っておらないところが現状でございます。こうした状況を踏まえますと、先ほど吉村議員にもお答えしたところでございますけれども、税収等への影響につきましては、
リーマンショック時の9億円の減縮というものを覚悟する必要があるかというふうに、そういう認識を持っておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。
◆18番(三浦八郎君) そうですね、いろんなところを聞くと、かなり税収にも影響するやろうし、景気も悪くなるというようなことを聞きます。多分これからが大変だということを思っております。 そういう中で、私もこの頃聞くところなんですけど、いろんな商店の方も大変苦労してみえますし、あと、住宅関係も消費税が上がってから、なかなか仕事もない上に、ここへ来て全く仕事がないというような話も聞きますし、林業関係も見るとどこの市場も材木が山のように積んであります。仕事自体はあるみたいですが、かけないということで、これからますます材料の値段も安くなってくるし、そういうものもたまって林業関係にも影響が出てくるというふうに思っています。 そんな中、中津川市としていろんなところで、独自の経済対策は考えてみえますかということですが、中小企業や個人事業者に希望を与えるようなことになると思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君)
新型コロナウイルス感染症の影響を強く受けている事業者への経済対策を現在実施しているところでございます。 具体的な独自施策としましては、
雇用調整助成金の申請代行費用に係る経費の一部補助や、市小口融資制度の拡充、飲食店等の事業継続支援、
プレミアム付商品券の発行を行うほか、
雇用調整助成金、
新型コロナウイルス感染症対応事業者応援補助金などの国・県制度への上乗せ補助を実施しております。 今後は、
新型コロナウイルス感染症の収束を見据え、外出自粛の影響を大きく受けた観光関係事業者への支援を検討してまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。
◆18番(三浦八郎君) そのことについて、また次の質問の後にしますが、中津川市として、今の状況、今後の状況を見据えて全ての事業の見直しや組替えを検討する必要があるのではないかと思いますが、考えてみえますかということですが、いわゆる先ほど出ましたが、事業を続けるというような話が出ていましたが、私は全ての事業を大きいものから小さいものから全て見直して、今すぐやらなきゃならんものなのか、先延ばしして後でやるのか、反対に言うと経済的につぎ込んでおかないと中津川の経済が落ち込むのではないかというところに使っていく、そういうめり張りのあることを考えていくかどうかを伺いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 令和2年度につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策に最優先で取り組むこととしております。 既に予算化しております事業の凍結ですとか縮小、あと中止等の見直しを行い、感染症対策、各種支援策の財源に充てていきたいというふうに考えております。 また、新型コロナが与える今後の長期的な経済への影響、またこれらが市財政に与える影響等を的確に把握しながら、必要に応じて総合計画中期事業実施計画に位置づけた大型事業等のスケジュールの見直しについても検討する必要があるというふうに考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。
◆18番(三浦八郎君) 私、今回の質問の中で、このことが一番重要かなと思って訴えたかったんですが、これをするためにはやっぱり市長のリーダーシップというものが非常に大事になってくると思います。 いわゆる、今回のような
新型コロナウイルスの危機状況において、市長のリーダーシップが大切だと思っているということは、市長には自治法の147条、統括代表権者。自治法の148条、149条、執行機関の長、問題はあると思いますが、専決処分の権者、自治法の179条ですか、予算調整・提出権、自治法の149条といった権利が与えられています。首長が適切な判断をし、危機を緩和することが重要だと思います。それが市民が安心・安全を感じることになると思っております。 しかし、政策をやっていくには、実現するには、規制か経済活性化か、積極財政か緊縮財政かの難しい選択を迫っていかなければならんと思っています。整合性、総合性、財政を考慮した政策が問われていると思います。スピード感を持ってやるのも大切ですし、かといって場当たり的な政策にならないということも当然大事だということを思っています。当然、市民への説明責任が問われるということを思っています。 議会でも十分な協議が必要だと思います。今回も臨時議会を開かれなかったです。ある自治体は3回も臨時議会を開いたそうです。やっぱりそういうことも踏まえて、議会と共にこれを乗り越えていくということが大事なことかなということを思って、この質問が一番大事かなと思いながら質問させていただきました。 その中で、次に移らせていただきます。 地域事務所や総合事務所は、地域の住民にとって最も身近な相談できる場所です。こうした
新型コロナウイルス感染症予防の自粛状況を考えると、地方自治の本旨である住民福祉の増進のためには強化する必要があるのかなということを思っています。 私が見ても、10万円の給付のことで随分聞きに来てみえる方も見えましたし、そういったときに、1つ目の質問ですが、地域事務所、総合事務所の職員の人数が減少してきています。今加子母も付知も1人減りました。そういうことをどう思われているのか、このままどんどん減らしていくのか、その辺の考え方を伺いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 市長公室長・高木 均君。
◎市長公室長(高木均君) 分掌事務の本庁所管課への移管や、公民館業務のまち協への指定管理など、業務量の減少に伴い、人員を削減してきた経緯があります。 各出先事務所には、業務量なども含めて総合的に判断し、地域づくりや住民福祉の増進等に必要な人員を配置したいと考えておりますが、具体的な人員計画はありません。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。
◆18番(三浦八郎君) 本当に、地域事務所は一番手先であり足であり、一番重要なところで、地域も加子母も付知も随分ここまで来るのに時間がかかります。そういうところで、本当に身近な職員として対応するということが非常に大事ですので、その辺は計画がないということではなくて、しっかりした計画の中で人員を決めていってもらいたいなということを思っています。 今後も、森林譲与税も出ます。そうなってくると、地域の意向調査、いろいろなことで職員が頑張らなきゃならんということになってくると思います。その辺のことも踏まえた人員の配置をしっかりと考えていただきたいなということを思います。 次に、地域住民からの要望はいまだに区長さんを通じてくださいとの対応があるそうです。個人であっても地域からの政策提言として踏まえた対応が必要だと私は思っております。区長さんを通じるのも大事ですし、個人個人の要望もある。それを取り上げてくる、そういうシステムでやっていかないと、いろんなことで皆さんの不満がたまると思います。そういうことも考えて、その辺のお考えはどうでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 初めに、対応する職員の姿勢といたしましては、議員ご指摘のとおり、出先事務所は住民に最も身近な行政機関として、個人のお話にもしっかりと耳を傾けていかなければなりません。また、要望等の取扱いといたしましては、その内容によって地域の意向を確認する必要もあるため、区長等を通しての提出をお願いすることもございますので、ご理解をお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。
◆18番(三浦八郎君) 区長さんを通じるということが、それが当たり前のようなことになっています。 そうではなくて、やっぱり一人一人の意見が一番大事ですので、その辺のところをもっと柔軟に拾ってやる、総合事務所では。それを区長さんにまた職員から伝えて、またそのようにつくるというような形をやっていかないと、皆さんの意見が止まってしまう、伝わってこないということになってくる。そうすると不満もたまるということですので、さっき言ったように、住民からの政策提言ですよ、市民からの声というのは。それを踏まえた上で、十分に対応していただくようにお願いしたいと思います。 次に、先ほども牛田議員のほうから出ましたが、地域事務所や総合事務所にもリモートワークの導入やZoomなどを活用したウェブ会議、オンラインセミナーなどを活用した働き方改革が必要と考えていますが、いかがでしょうかということですが、これは総合事務所とか地域事務所に限った話ではないです。いろんなところで、今度のことでよく分かりました、この
コロナウイルスのことでよく分かりましたが、そういうことをやっていかないとやっていけない。学校もそういうふうにするということですので、やっぱり市役所もそういうことを目指してやっていく、そういうことが大事かなということを思っています。 例えば、総合事務所とかこっちでリモートでやれば簡単に話も通じるであろうし、反対に言うと、総合事務所も区長会など一番大事なことを伝えるものをリモートを使ってやるとか、そういうことが地域にとっても、いわゆる情報を集めるとか、そういうことじゃなくて、情報を発信するほうには非常に役に立ちますので、その辺の考え方はどうでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 市長公室長・高木 均君。
◎市長公室長(高木均君) リモートワークやウェブ会議は有効な手段だと考えますので、導入できるよう担当部署と検討してまいります。 各出先事務所窓口での相談等においても、ウェブ会議等のシステムの活用により、本庁舎職員との情報共有も行いやすくなり、各事務所の増員を伴うことなく、対市民への体制強化にもつながると考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。
◆18番(三浦八郎君) このことに関しては、実は大津市役所が
コロナウイルスが出て、庁舎を閉鎖したということを私の知り合いから聞きました。そういうこともあるので、この本庁もそうですし、反対に言うと私たち議員もそうですけど、そういうことを想定した上の、いわゆるICTというか、それの活用をこれから市も議員も含めて、もっと考えていく必要があるんじゃないかと思いますので、要望しておきますので、よろしくお願いをいたします。 次に、地元の病院の先生から伺いました。
新型コロナウイルス感染症を心配する患者さんがたくさんいるが、保健所に電話しても対応してくれないし、お医者さん自身も心配だと言っています。 そんな中、中津川市内全体のPCR検査の状況は把握していますかということでお願いしたいんですが。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 恵那保健所管内の状況は把握しておりますけれども、中津川市のみの検査状況というのは把握しておりません。 PCR検査自体は岐阜県が担っておりまして、県下各市町村ごとの検査状況というのは公表されていない状況でございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。
◆18番(三浦八郎君) 恵那圏内だけでも分からないですか。どんだけやったかということは。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 恵那保健所管内の検査件数でございますけれども、管内で72件の検査を6月4日現在ですけれども行っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。
◆18番(三浦八郎君) いわゆる世間では、随分少ないということを言われます。確かに中津川市は出ていないですし、安心しておる場合ではないと私は思うんです。もっとやっぱり検査を上げていくことをこれから考えていかないと、第2波、第3波が来るという話です。 そのときに、本当にひょっとしたらかかりつけ医へ行って、体温が高いと言って回されたら、ひょっとしたらそれで助かることもあると思うんですよ。なので、もっともっとその辺の情報を共有して、いわゆるかかりつけ医に行けと言う以上は、かかりつけ医さんともっと密に連絡を取っていただいて、情報を共有していただく、そういう必要があるんじゃないかなということを思います。 確かに県とか国ですが、中津川市がもっと関わり合っていってもいいんではないかなということを思いますが、その辺はどうでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 岐阜県では、現在330件の検査が可能な状況となっております。まだこれを増やしていくという状況であります。 このPCR検査におきましては、感染症ということで、1つの市町に限定することではないと考えておりますので、県下全体でそういった体制は考えていく必要があると思います。 国の指針にもよってくると思いますけれども、やはり広域的に県辺りで、その辺は全体満遍なく検査できる体制を今つくりつつあるというところだというふうに考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。
◆18番(三浦八郎君) これで第2波、第3波が来ないような、少しでも、来ても抑えられるという体制を国・県を踏まえて、中津川市もぜひその辺の取組をやってもらいたいなということを思います。 それともう一つ、BCPってあるんですよ。業務継続計画というのがあるんですが、自治体では、業務は被災した住民の生活や命を守るのに欠かせないため、必要最低限の業務を続けられるようにBCPを策定しておくのが、自治体や住民を守る上でも災害からの早急な復旧の上でも重要となっておるということで、中津川市では多分国や県のガイドラインに基づいていて、つくっていないのかなということを、ちょっと見えなかったので思いますが、今までのような災害に対するだけじゃなくて、今回のような
新型コロナウイルス対策やテロ対策等を踏まえた中津川市BCPを作成する必要があると思います。 議会にしても、議会版のBCPをぜひつくっていかないかんなということを働きかけていきたいなと思いますが、このことにつきましては質問に入っていないので、今後また質問したいと思いますが、ぜひ中津川市でも、こういうことを何か起きたときのためのふだんと同じことができる体制をぜひつくる、BCPというのをもう一遍整理し直してもらいたいなということを思って、時間が余りましたが、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、18番・三浦八郎君の一般質問を終結いたします。 続いて、10番・木下律子さん。 〔10番・木下律子さん質問席に着く〕
◆10番(木下律子さん) 市民の要望をまた皆さんにお伝えしながら、要求実現のためにと思いながら質問をさせていただきます。 緊急事態宣言が解除されました。中津川市は、感染拡大防止のために、外出自粛など市民の協力や、市職員皆さんの取組によって、今まで一人も陽性者が出ていません。これはすごいことだと思います。本当に職員の皆さんの日夜を分かたぬ取組に感謝を申し上げます。 質問に移ります。
新型コロナウイルスの検査体制と医療体制の抜本的強化について、まず質問をいたします。
新型コロナウイルスの実態が次第に明らかになってきております。世界や国内の状況が報道されております。瞬く間に感染が広がり、医療崩壊やパンデミックの状況をテレビなどの報道で見てまいりました。 そこで、日本の状況はどうか。6月13日報道によりますと、PCR検査陽性者は1万7,382名。書いてあるのは6月2日付ですので数字が違います。6月13日、24日時点では、PCR検査は33万6,161人の検査の実施です。死亡者は現在924名となっております。 岐阜県はどうかといえば、PCR検査の陽性者は153人、PCR検査は4,955人。死亡者は7名という状況です。 今まで、
新型コロナウイルスがどんなものなのか、分かってきたことの中に、ウイルスが陽性であるにもかかわらず、無症状や軽症の方が多いということです。特に若い方に気がつかないうちに感染していた方が普通の市民生活を送っている。しかし、その人がウイルスを出し感染させてしまう。大変厄介な
新型コロナウイルスです。 第2波に備えるための徹底した検査についてお伺いいたします。緊急事態宣言が解除されまして、今大事なことは、感染防止と経済活動を両立させることです。では、どうするか。感染実態を正確につかむことが必要です。今の10倍以上の感染者がいると指摘する専門家もいますが、正確な感染者数は誰にも分かりません。 なぜなら、感染者を把握するPCR検査の数が圧倒的に少ないからです。日本の人口当たりPCR検査数は諸外国に比べて桁違いの少なさです。韓国は日本の8倍、アメリカは14倍、欧州諸国は20倍から30倍です。今までは症状のある方だけを検査してきたからです。 新たな感染者が少なくなった今こそ、PCR検査を大規模に実施して、感染者を早期に発見し、保護、そして隔離を図ること。そして、ウイルス感染の封じ込めが可能になります。症状のない感染者をつかむことは、医療機関における院内感染を防ぐ上でも重要なことです。 今までのような症状のある方を検査するだけでなく、疑われる人全てを検査する、さらに積極的な検査をして、陽性が出たら隔離する。そのことによって安心して生活し、経済活動ができるようになる。優先順位をつけて医療従事者、入院患者、介護・障がい者施設の従事者など、クラスターが出やすく、死につながる分野から優先的に検査をすることが必要だと思います。そのためには、今までの検査数より1桁多い検査体制が必要だと思います。 検査体制についてお聞きいたします。現在の検査体制で1日何人の検査ができますか。伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 5月25日の時点でございますけれども、岐阜県では、1日当たり330件の検査が可能な体制となっております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 今後の県の計画は1日何人の検査体制でしょうか。伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 5月25日時点の構想でございますけれども、今後岐阜県では1日当たり494件まで検査が可能な体制とする予定となっております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 県の計画ですよね。494件、県全体でね。そうしますと、5圏域ありますので、1圏域では平均して100名。東濃地域では5市ありますので、5市で割ると市段階では20名となります。これでは圧倒的に私は少なくて、今までの域を超えないのではないかと思います。 そこで、安心して社会生活をするには、抜本的な検査体制の強化が必要ですが、いかがでしょうか。どう思われますか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 現在は、本当に検査が必要な方には受けていただく体制ができていると認識をしております。 今後も安心して生活を送っていただけるよう、岐阜県、近隣の市、医師会とも連携を取ってまいりたいというふうに考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 検査できずに手後れで、先ほど申し上げましたとおり、無症状の方も陽性者の方は約4割ぐらいいるんじゃないかということですね。そういう状況の中で、5月11日に広島、岩手、愛知など18道県の知事が、感染拡大を防止しながら経済社会活動を正常化する緊急提言を発表し、これまでの受動的な検査から感染者の早期発見、調査、入院などによる積極的感染拡大防止戦略への転換を提言しております。 ごく軽症も含む全ての有症者や全ての接触者への速やかな検査を行うとともに、症状の有無にかかわらず、医療・介護・福祉施設の従事者及び入院者・入所者などに対して優先的に検査を行うことを求めておられます。これまでのように強い症状が現れた人に限定して受動的に検査を行うのではなく、無症状者も含めて検査対象者を適切かつ大規模に拡大し、先手を打って感染拡大を防止しようというものです。そのために、PCR検査の検査能力を現在の2万件から10万から20万件に引き上げると提言しておられます。全く私も同感なんです。 そこで、東濃地域でもし1日1,000人の検査ができるようになれば、症状が出ていない人にも検査ができるのではないでしょうか。いかがですか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 今議員ご指摘のとおり、1,000人検査できればどうかというお話でございましたけれども、その辺については、少し、専門ではございませんので、差し控えさせていただきますけれども、現在岐阜県では、先ほど申し上げましたように1日当たり494件に引き上げていくという計画であります。先ほども申し上げたとおり、1つの自治体で考えるものではないというふうに考えておりますので、県、あるいは国、広域で考えていく必要があるというふうに考えております。今後、県で適切な判断をしていくものと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 唾液で簡便に検査ができる方法が保険適用となりました。感染防止もしっかりできるドライブスルー方式、電話ボックス風のウオークスルー方式の検査センターで多くの検査を受け入れることができると思いますし、日本のあちこちでも行われているところです。 今から実施する必要があります。そうすれば、医療機関や介護・福祉関係だけでなく、接客業の方々も必要な方には検査ができるのではないでしょうか。このことによって、安心して生活ができる。安心して経済活動ができるのではないでしょうか。 今までのように受動的な検査で、症状が出てきてから初めて検査をする方式では、またまた感染が拡大していくということになって、またまた自粛を要請しなければならない、そういう状況になると思います。 それでもう一つ、感染の広がりを把握する抗体検査を行う必要があるというふうに思いますが、いかがですか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 厚生労働省では、感染動向を調べるために、6月の上旬から東京都、大阪府、それから宮城県の協力を得まして、合計で1万人規模の抗体検査による検証が行われるところでございます。 感染症は、1つの市など狭い範囲のみにとどまるものではないため、単独の自治体で行うべき性質のものではないというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) これは必要ならば保険も利くのではないかというふうにも思いますが、簡単な方式ですよね。血液をちょっと採って検査ができますので、それで次の質問をしますけれど、検査機器と人員配置、財源が当然必要です。2波が来ないうちに、今から準備・取組が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 先ほどの質問にも関連いたしますけれども、感染症などは狭い地域にとどまるものではないため、国や県でPCRの検査、それから抗体検査等が実施できるような必要な整備を行っていくべきものと考えております。 また、民間受診による場合については、民間で受診検査できるよう国において方針を立て、全国的に展開するものというふうに捉えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 今まで国で、あるいは県でというお話をずっとしていらっしゃいます。そこで、国が、厚労省が
新型コロナウイルス感染症対策推進本部というところが、6月2日付で都道府県宛てに事務連絡で
新型コロナウイルス感染症に関するPCR検査体制の強化に向けた指針というものを出しました。 それによりますと、これまで以上の感染拡大を視野に、ピーク時の感染者数とそれに対応した検査数の見通しを作成し、検査需要の見通しを最大ピーク時に1日何件必要かを把握する。そして地域外来検査センターの設置状況、人員体制、稼働体制をあらかじめ確保する。医療機関に隣接してプレハブや大型テントの設置、ドライブスルーなどの積極的な設置など、都道府県だけではなく県内の保健所設置の自治体の点検状況を取りまとめの上、6月中旬までに点検を行い6月19日までに国に報告を頂きたいということが書いてあります。 この内容は、私が今、質問させていただいた内容と同じ状況じゃないかなと思います。このような要請が県から来ているのではないかと思いますが、ぜひ積極的に受け止めて計画を作成していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 今、議員ご指摘の国の調査につきましては、現在県のほうでどのレベルまでの調査を行っているのか、承知しておりません。また、今後そういった照会があった場合には、内容に沿って対応してまいりたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 今まで抜本的な検査数を増やしてほしいというふうな思いでお聞きしましたが、ちょっと残念ながら、私の思いには応えてくださらないようです。 県や国の状況も変わってくるかと思いますし、第2次補正予算で医療体制や検査も増やすということを言っていますので、国や県のほうも変わってくるかと思います。それを待たずに中津川市は変わってほしいなと思っているところです。 このコロナ禍の下で、感染の症状が出てもなかなか検査をさせてもらえないという状況が報道されております。日本の検査はあまりにも少なく、OECDの中でメキシコが最低、その次が日本なんです。原因は、公衆衛生を担当する保健所を行政改革と称して、1994年の847から2020年の469へと半減させてきたからです。ふだんの業務のときでさえぎりぎりの体制でやってきた。コロナ禍の下で相談の窓口であり、PCR検査の窓口でもあり、現場でもある。仕事量が多過ぎて悲鳴が上がっております。 医療はどうでしょうか。 入院ベッドが多過ぎると、全国で3万床、岐阜県では3,000床、東濃地域では約700床の削減目標に向けて着々と進めております。 中津川市では、先取りする形で坂下病院が有床診療所となり、坂下診療所の病床は医療型療養病床のみです。以前は災害に対応できるような施設になっておりました。市民にとって市民病院と坂下病院、2つの公的病院があれば、感染症が蔓延するような事態になっても機能的に対応が可能で、安心できる医療体制だと思います。坂下診療所の体制の強化、さらに坂下病院の復活を望むところです。 次に、医療体制について質問をいたします。 県が作成いたしました
新型コロナウイルス感染症対策に関する医療提供体制の状況という表が公表されております。その資料はつけてありますので今資料を見ていただきたいと思います。 そこに書いてありますように、いろいろと数字が並んでおるはずです。相談窓口、相談所は1個とか、恵那保健所管内のところを見ていただきたいと思いますけど、恵那保健所ですから、中津川市と恵那市、両市しかないわけですね。その中で二百数十の患者が蔓延のときには出てくる。重症者は9人だと。そして、肺炎とかいろいろな病状に沿って数字がいろいろ書いてありますが、この数字について、これは県からの要請ではないかというふうに思いますけれども、この要請にぜひ応えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 県の要請に対しましては、最大限の協力をしてまいります。 具体的な対応につきましては、県が公表しておりませんのでお答えできませんが、今後の県の要請に関しましては可能な限り対応してまいりたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 病院でこれを受け入れるとなると、かなり中津川市の持分が多くなるのかなというふうな思いもしておりますので、大変でしょうがぜひ頑張っていただきたいと思います。 次に、ホテルを借り上げて療養施設として使う後方支援施設、県の計画によれば県全体では400ベッドぐらいで、東濃地域の恵那峡グランドホテルは49ベッドです。重症化したときの受入れは中津川市民病院とお聞きいたしました。グランドホテルの地域説明会に行かれたでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 今回の説明会に関しましては、地元住民に対して開催されたものでありまして、中津川市として参加はしておりません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) では、内容については、そこに参加しなくても伺うことができるわけですけど、知っていらっしゃると思いますが、どうでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 説明会には参加しておりませんが、岐阜県のホームページの
新型コロナウイルス感染症軽症者等に係る宿泊説明会に関する住民説明会、こちらで配付されました資料を確認し、また県の担当者から内容はお聞きいたしました。その資料によりますと、説明会では、恵那峡グランドホテルが選定された理由、ホテルでの感染防止対策等の説明であったとお聞きしております。 また、先ほど、重症化したときの受入れは中津川市民病院ということを言われましたが、こういったことはなく、重症化した場合の受入先につきましては、東濃地域では感染症指定医療機関であります県立多治見病院となりますのでご理解のほどをよろしくお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 重症化したときには岐阜県、今はそうですよね。けど、蔓延したときには、そこの県の要請にあるように、恵那保健所管内で9人となっておりますが、それに対応するような準備が必要なんじゃないかなというふうに思います。その辺はどのように理解をされておりますか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 先ほどの表でいきますと、東濃保健所管内と恵那保健所管内が東濃地区ということで、そちらの表によりますと、重症患者、東濃保健所で12名、恵那保健所で9名、こちらのほうを県立多治見病院さんのほうにお願いしていくと。軽くなった場合には恵那峡グランドホテルさんとかその他の一般の病院で治療するという形になります。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 中等度の人を受け入れるような、そういう体制はつくっていらっしゃるというふうに理解していいですか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 現在、感染症指定病院の県立多治見病院さん、あと後方支援施設の恵那峡グランドホテルさん、こちらのほうは公表されておりますが、それ以外については公表されておりませんので、どの病院でどういった患者を受け入れるというようなことは公表しておりませんのでお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 公表したくないというふうに伺いました。 それはしようがないですね。県が公表していないんですから。 次に、財政について伺います。 この間、
新型コロナウイルス感染者を受け入れた病院、受け入れない病院も受診を控えるなどのために減収になっております。全国的には受け入れた病院ほど減収になっているとお聞きしますが、中津川市民病院、国保坂下診療所、そのほか4診療所はどのような財政状況でしょうか。お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 中津川市民病院及び坂下診療所は共に減収しております。 2019年4月の比較ではございますが、市民病院は約3,800万円、坂下診療所は約490万円、4月には減少しております。5月分につきましては、現在精査中ではございますが、市民病院で約8,000万円、坂下診療所で約800万円の減収を見込んでおります。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 続いて、国保の4診療所でございますけれども、4診療所については
コロナウイルスの影響はないものというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 減収があれば国に対応を求める必要があると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 財政支援の要請については、既に行っております。市民病院につきましては、国等のガイドラインにより健診事業の中止や手術の自粛等、
新型コロナウイルスの影響により減収となっており、引き続き財政支援の要望を行ってまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 国のほうも第2次補正予算で医療に2兆円つけておりますので、対応をされるだろうというふうに思いますけれども、それ以上に減収になる可能性もまだあるわけですので、しっかりと見守っていきたいというふうに思います。 次です。 中津川市では、感染した方は今でいなかったですけど、現在の
新型コロナウイルス感染拡大で医療崩壊をしている様子をテレビなどで見ますと、国保坂下病院の縮小・診療所化は残念だなと思います。ベッドが使えないこと、医師をはじめスタッフの体制がなくなったこと、社会の仕組みを変える必要があると、このコロナ禍を経験する中で実感しております。 安心・安全な社会にすることは公的機関がぎりぎりの人員体制ではなくて、ゆとりのある体制を構築すること、災害が起きたときなど、公的機関の機能が求められます。とりわけ医療機関については、縮小したら元に戻すことは大変困難です。そこで、坂下診療所は19床の入院施設がありますが、現在の外来入院の状況はどうでしょうか。お聞きいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 外来につきましては、本年5月の患者数は3,238人、また本年1月から5月までの入院患者はゼロ人となっております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ごめんなさい、今ゼロ人と言われたんですか、1月から5月までゼロ人。 今言われたように、坂下診療所は入院施設があっても、入院患者はゼロという状況です。もっと活用したほうがいいんじゃないかなと思います。 今は感染者がいないという状況ですけど、これから第2波などがやってきた場合、それに備えるためにもこの坂下診療所のベッドを使用するという考えはないでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君)
コロナ感染症対策に関しましては、感染症に詳しい看護師及びドクターが必要となっております。そういった対応が現状では坂下診療所では難しいと。また、その中に坂下老人保健施設が入っておりますので、そちらとの関係もございまして、難しいのが現状となっております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 分かりました。 次、5番のほうに移っていきますが、治療薬やワクチンの開発について。ワクチンや治療薬ができなければ収束できません。ワクチンや治療薬について、情報があれば報告をお願いします。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 一般的に報道で報じられている以外のものは中津川市民病院で報告できる情報はございません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 残念ですが、まだまだワクチンも治療薬もこれといった報告ができるような状況ではないということです。 それで、今まで検査体制、それから医療体制についてお聞きをいたしました。感染防止と経済活動、これは両立が今求められているところです。感染実態を正確につかむ。そのためには感染者を把握するPCR検査をはじめ、抗体検査や抗原検査などを大規模に行うこと、陽性者を把握し、入院・療養など適切に隔離をすること、これが今求められているというふうに思います。このことをぜひ実現をさせていただきたいと要望いたしまして、次の質問に移ります。 保育問題について質問をいたします。 この間の
コロナ感染防止のために、学校や保育園、幼稚園も休校、休園になりました。保育園児を持った保護者が、そのために仕事を休まざるを得なかった方も多くおられたと聞きます。パートや臨時など非正規労働の方の中には、仕事を辞めざるを得なかった方もあるとお聞きします。 小・中学校の児童・生徒や保育園児を持った家庭への支援として、給食代の無料化は大変よかったと思います。ありがたかったという声をよくお聞きします。3歳未満児の住民税非課税世帯は保育料の無償化で保育料は払わなくてもよいのですが、そのほかの未満児の場合は保育料が高くて、このコロナ禍で支払いが困難という声が聞こえています。 そこでお聞きしますが、認可保育園、認可外保育園についてお聞きします。この間、休園中に子どもを市の要請に応えて休んだ場合、保育料はどうなりますか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 保育料につきましては、登園しなかった日数に応じまして、日割計算により返還を行わせていただいております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) この間、仕事をしていないので給料がもらえないという方も多いかと思いますが、こんな場合、保育料の減免措置というのがあると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 議員のほうからお話があったとおり、減免措置がございます。
新型コロナウイルス感染症により著しく収入が減少した場合におきましても、減免措置により保育料の減免の対象となってまいります。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 著しくというのは、基準としてありますか、何%とかいうのが。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 基準といたしましては、生活保護の基準を基としまして、その何倍というような形で基準が定められております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ぜひ、このことを周知徹底していただいて、漏れがないようにお願いしたいと思います。 さらに、未満児の保育料をせめて1か月でも無料にしてもらえないかというご要望がありますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 未満児をお持ちの保護者の方につきましても、保育料から給食費相当分を3か月間減額することで支援をさせていただいております。現時点におきまして、保育料を無料化にするということは考えておりません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 今回のコロナ禍の中で、保育園や小学校のお子さんのおられるおうちには、大きな影響が出ています。休園や休校で仕事を休まざるを得ない。休むのは多くは母親です。パートなど非正規労働の方は仕事をしないと給料がもらえません。3か月もの休みは影響が大きいです。 昨年10月から、3歳以上児と3歳未満児でも住民税非課税世帯は保育料が無料になりました。喜ばれております。せめて新型コロナの感染拡大防止のために休んだ3か月のうち1か月でも無料になればという、若いお母さんの方々の願いに応えることはできないでしょうか。再度お聞きします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 基本的に、保育料の無料化については考えておりません。この前の質問にございました著しく収入が減少した場合には、減免制度もございますので、そちらのほうの申請をしていただければというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) では、周知徹底のほうをよろしくお願いします。 認可外保育園について伺います。 この間、この認可外保育園はどうなっているか、把握されておりますでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 認可外の保育施設につきましては、その名称でございますとか所在地、利用定員等につきましては把握をしているところでございます。運営管理につきましては、県の所管するところとなりますので、現時点で園の実態について直接把握はしていないところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 認可外保育園児の給食代については、3か月間の無料化というのは考えておられますか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 認可外の保育施設につきましては、従業員を対象としたものや、一時的な保育としてご利用するものなど、認可保育所とは性格が異なることがございます。また、発生する保護者負担が比較的安価であることなどから、現時点において給食費の無料化については考えていません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ぜひ同じ中津川市民の子どもさんですので、給食代の無料化の実現ができるといいなと思いますので、要望しておきます。 もう一点確認ですけれど、他の自治体の保育園に通っている子どもさんがいらっしゃれば、この人たちの給食費の無料化はどうなるでしょう。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 保育の広域利用ということで、近隣の他の市に中津川市のお子さんが保育を受けに通ってみえる方が数名お見えになります。この方たちについても給食費の無償化の対象とさせていただきたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ぜひ子どもたちが健やかに生活できるように、よろしくお願いしたいと思います。 次、税金や保険料の納付、支払いの猶予や減免について質問をいたします。
新型コロナウイルス感染防止に協力して休業された自営業者や仕事がなくて休まざるを得なかった方が、収入がないためにせめて税金や保険料の納付や支払いを猶予してほしいと相談しても、今回は支払ってくださいと言われ困っているという声がありました。 そこでお聞きしますが、取組状況が報告されておりますけれど、その状況を見ても相談件数と申請件数には大きな開きがあります。猶予や減免について市税、国民健康保険料、後期高齢者医療の保険料、介護保険料、上下水道料金、市営住宅家賃、それぞれの取組の状況を教えていただきたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) それでは、主なものにつきまして、私のほうからまとめてご説明をさせていただきます。 まず、徴収猶予の状況でございます。これは6月12日時点でございます。 市税は相談37件、申請受付は11件、国民健康保険料相談46件、申請受付7件、介護保険料は相談1件でございます。申請受付はゼロ件でございます。 また、コロナの影響による減収に伴う減免につきましては、固定資産税は4月に制度を整備しておりまして、国民健康保険料、介護保険料は現在制度を整備中でございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 災害などで売上げや給料が急に下がった場合、減免制度があると思いますが、このコロナ禍の場合はどうなるでしょうか。それぞれの取組についてお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 固定資産税につきましては、昨年同時期と比較しまして、売上高が一定割合減少した中小事業者等の方に対しまして、令和3年度分に限り償却資産と事業用家屋に係る固定資産税及び都市計画税を軽減する地方税法の改正が4月に行われており、そのように対応しております。 次に、国民健康保険料、介護保険料につきましても同様に、前年と比較し一定割合減収した場合に減免する制度を、今議会に上程しておるところでございます。 市営住宅では、休職、離職等により収入が減少し、家賃の支払い等が困難となった入居者の方を対象に収入減少後の所得階層に見合った家賃に減額を行っておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 固定資産税は令和3年度の分ですね。国民健康保険料は令和2年度の分ですよね。お伺いします。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 国民健康保険料につきましては、減免の対象は令和2年2月1日から令和3年3月31日までの納付期限到来の保険料でございます。介護保険料につきましても同様でございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) そうすると、固定資産税は来年のものということになるわけですね。令和2年度の分には当てはまらないわけですか。伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 議員のご指摘のとおりでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 今困っているわけですので、減免ができるといいなというふうに思いますが、ぜひその方向でお願いしたいと思います。要望です。 上下水道の料金について、上水道は自治体の公営事業のため、首長の判断で料金の減免がしやすいと。在宅勤務や休校の長期化で家庭での水道使用量が増加傾向にあり、減免で公共料金の負担を減らし、生活困窮者や休業が長引く飲食店などの個人事業者を支援できるのではないかというふうに思います。上下水道の減免、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 環境水道部長・高橋淳一君。
◎環境水道部長(高橋淳一君) 水道事業につきましては、現在他市の事例を研究しております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 他市の事情はかなり多くのところで上下水道の減免をされておりますので、勉強するだけでなく、実現をしていただきたいというふうに思います。 先ほど、固定資産税の問題で申し上げました、困ったなという声があったということを紹介いたしましたが、その方が言われるには、市長様から出された支援相談を見てお願いをしたそうです。それでそのことを申し上げたそうですけど、担当の電話では、答えは今回は納付してくださいという答えだったそうです。それで、その人が言うにはですよ。市役所の職員さんは冷たいと感じたそうです。後日、もう一度固定資産税の猶予と4月分の返金について問い合わせましたけど、これからの納付の猶予は、5月分ですね、できたけど、一度納付されたものは返金できませんという返事だったそうです。 それで、返金できないものなんでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) その要件にもよりますし、個別な案件でございますけれども、そういった何か課税誤りとか、そういったものがあれば返金するという手続がしっかり取れるところでございますけれども、その内容によって、一旦納めたものをいろんな条件によって困難だということのみをもって、還付するというようなことは想定はしておらないところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ぜひ今コロナ禍の下で、とりわけ自営業者が大変困っているわけですね。そういう困った人たちの気持ちになって、その人たちに寄り添って対応をしていただきたいと思います。つっけんどんにもうできませんよというようなことでは、中津川市のほうでも大変損だというふうに思いますので、ぜひその点を気をつけていただきたいというふうに思います。 先ほど、国民健康保険は令和2年の2月から令和3年3月まで減免の対象期間というふうに、今出ている議案ですけど、なっておりますよね。そうすると、固定資産税は来年度ですので、減免の対象にはならないことになるわけで、せめて猶予というやつをもう少し真剣に取り組んでいただければなというふうに思います。 市役所の職員の一生懸命頑張っていらっしゃるとは思いますけれど、もう少し市民の気持ちに寄り添った対応をお願いいたしまして……。
○議長(岡崎隆彦君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) いろいろとご質問をありがとうございました。 私、今回のコロナに際しましては、まずはコロナを正しく理解をしようということを繰り返し発言をさせていただいております。 先ほど、支援制度のお話をされました。大変職員、今回頑張っているというふうに評価も頂いたわけですけれども、冷たいという言葉を発せられました。私はこの職員が冷たい対応をしたというふうには認識をしておりません。それぞれの支援制度には一定のルールがございます。そのルールをしっかりとクリアされた上で様々な支援制度を対応しているわけでございます。 したがいまして、木下さんにどういうご相談をされたか私はよくは分かりませんけれども、恐らく職員は木っ端で鼻をかんだような説明はしていないというふうに信じております。したがいまして、冷たいというその職員の対応の表現の仕方というものにつきましては、私はぜひ訂正をしていただきたいと思います。もしそのような職員がおりましたら、私が直接指導をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 冷たいと言ったのは私ではないんです。紹介しただけなんですけど、困りました。訂正というか、私は職員の方が、一番最初に申し上げましたように、一生懸命頑張っていらっしゃるなというふうに思うんですけれども、そのことは一番最初に申し上げてあります。ただ、住民の方がそういう感情を持ったと言われたのを紹介しただけですので、さらに頑張っていただきたいという応援です。 これをもって終わります。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、10番・木下律子さんの一般質問を終結いたします。 ただいまから15時10分まで休憩をいたします。 午後2時58分休憩 ――
―――――――――――――――― 午後3時10分再開
○議長(岡崎隆彦君) 休憩前に続いて会議を開きます。 一般質問を続けます。 1番・糸魚川伸一君。 〔1番・糸魚川伸一君質問席に着く〕
◆1番(糸魚川伸一君) 1番・糸魚川伸一でございます。 ただいま議長より発言のお許しを頂きましたので、発言通告に基づきまして、大きく
新型コロナウイルス感染症の取組につきまして質問をさせていただきます。 まず最初の中項目の1番目、避難所の感染拡大防止への取組についてでございます。 季節はこれから梅雨、集中豪雨、台風シーズンとなります。コロナ禍にありましても風水害や地震など、自然災害は避けることができません。そこで、避難所における
新型コロナウイルス感染症の対策について伺います。 国からは、避難所の3密防止、健康チェック、間仕切りの徹底などの方針が打ち出されており、また岐阜県からは避難所運営ガイドラインが県下の市町村に提示されており、当市におきましても避難所運営マニュアルが策定されているところだと思います。避難所運営マニュアルの改定につきまして、現在どのような状況でしょうか、お聞かせ願います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 避難所運営マニュアルにつきましては、吉村議員の質問にお答えしたとおり、国の方針や県のガイドラインに基づきまして、市の感染症対策編ということで策定をしておるところでございます。マニュアルにつきましては、避難所運営に当たる職員の周知を行うとともに、開設担当部署職員による開設訓練を実施しておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。
◆1番(糸魚川伸一君) 続きまして、当市の避難の方針についてはどのようにお考えでしょうか、お聞かせ願います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 市民の皆様には、災害から身を守っていただくと同時に、
新型コロナウイルスの感染リスクをできる限り減らしていただくことが見直しのポイントと考えておるところでございます。そのためにはまず、ハザードマップや浸水想定区域図などによりまして、自宅の安全性を確認いただいて、安全が確認できれば自宅にとどまっていただくこと、それから安全が確認できなければご親戚や友人宅へ避難していただくこと、避難できる親戚や知人宅がなければ最後の手段として避難所に避難していただくこと、これが大切と考えております。災害の種類にもよりますけれども、台風や豪雨のように事前に情報が入手できるようなものにつきましては、早め早めに対処していただくことが大事だと考えておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。
◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 当市でもマスク、消毒液、パーティション等の資材を購入されているところでございますが、こうした資材につきましては十分な量であるとお考えでしょうか、お聞かせ願います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 災害には様々な種類がありまして、発生場所や時期、避難者数、避難期間等により必要となる資材量はまちまちでございます。そのため、どれだけの量があれば十分と言い切ることは困難でございますけれども、国・県の支援に加え、発災時における災害応援協定に基づく支援も想定しながら備蓄に努めてまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。
◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 国からは、避難所について3密を防ぐため、体育館以外に学校の空き教室やホテルなど、分散避難が呼びかけられております。こうした施設の使用についての当市の方針についてお聞かせ願います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 避難所施設につきましては、マニュアルに沿った形で使用いたしますけれども、各避難所でそれぞれの定員を超えた際には、地域ごとに2番目、3番目、4番目と開設する避難所を設定しております。また、学校施設の空き教室など体育館以外の施設につきましては、児童、生徒への影響を考慮しまして、大災害が発生しない限り利用は想定していないところでございます。また、ホテルなどの活用につきましても、台風や大雨時の事前避難の段階では想定をしておりません。ですが、災害発生時を見据えた取組といたしまして、関係団体等と調整を図ってまいりたいと、そのように考えておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。
◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 マスクや段ボールベッドなどを避難所に備蓄する際の費用について、また民間施設を借り上げて避難所を設置・管理する事業を行った場合について、内閣府は地方創生臨時交付金の活用が可能であると説明をしております。地方創生臨時交付金の当市の活用方針についてお聞かせ願います。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 地方創生臨時交付金につきましては、国・県からの支援の届かないところに対して実施すべき、市の単独の支援事業の財源として優先して活用すべきと考えております。コロナの感染防止のための避難所備品等につきましては、令和2年度は岐阜県の避難所生活環境確保事業費補助金を活用して整備していく考えでございますけれども、議員のご指摘のように、臨時交付金の活用も可能でございますので、新型コロナ対策事業を全体で見まして結果的に一般財源の持ち出しが少ない、負担が少なくなるよう、カバー率の高い制度を活用しながら計画的に進めてまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。
◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 冒頭にも申し上げましたように、コロナ禍にありましても自然災害はいつやって来るか分かりかねます。どうか、市民の皆様の安全・安心のために引き続きよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、中項目の2番目、自殺対策についてでございます。 自殺の多くは多様かつ複合的な原因及び背景を有しており、様々な要因が連鎖する中で起きております。経済・生活問題や家庭問題など深刻化する中で、これらと連鎖して、鬱病等の健康問題が生ずるなどがございます。こうしたこのコロナ禍、当該感染症に対してはもちろん、長く続きました外出自粛によるストレス、またそれに伴う家庭問題、そして収入面での経済影響など、自殺に対して大変心配がされるところでございます。 本年3月、当市におきましては、中津川市生きること支援計画が策定されました。策定に当たっては、庁内で作業部会や委員会が設置され、庁外においても専門家の見識・市民の意見も取り入れられ、生活困窮から教育に至るまでの専門的かつ包括的なものですばらしいものであると思っております。こうしたすばらしい仕組みも、市民の皆様から利用されなくては意味がございません。市民の皆様には、支援の窓口について幅広く多くの方に知っていただきたいと存じます。支援計画の中では、周知について幾つかの方法が上げられております。 そこで伺います。現在、情報を知るのにスマートフォンなどを使用したインターネットが中心となっております。こうした通信を利用して周知を図るということは、一つの大切なツールであると考えます。 例えば、こころの体温計というシステムがございます。多くの人に気軽にチェックしてもらうことで、本人さんはご自身の心の状況を知ることができますし、先ほど申しました中津川市の支援機関について、また医療機関を紹介でき、早期の解決につなげることが可能と考えます。また、アクセス数という切り口で市民の皆様の反応を見ることができ、同時に利用者の心の状態を統計的データとして把握することも可能でございます。メンタル対策の企画立案の基礎データが蓄積できるということもあろうかと思います。 近隣では、多治見市、土岐市、瑞浪市が既に導入をしており、かなりのアクセス数があると聞いております。こうしたシステムの導入は、このたび策定されました中津川市生きること支援計画の積極的な運用に結びつけられると思います。 そこで、こうしたインターネットを使ったシステムの導入について、ご見解をお聞かせ願います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 自殺対策として心の問題については、一人一人のきめ細やかな対応が自殺の予防につながると考えております。中津川市では、ほかの東濃4市にはない臨床心理士による個別相談といたしまして、心のなんでも相談というものを平成14年から行っております。悩みを抱えている方の気持ちに寄り添い、問題の解決を目指すこととしております。このため、インターネットを使ったシステムの導入は現在のところ考えておりません。心のなんでも相談についてはさらにPRを続けていきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。
◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 続きまして、自殺に対しては、経済の悪化、とりわけ失業が大きな影響を及ぼすと言われております。このコロナ禍におきまして、経済政策につきましては現在様々な政策が進められておるところでございますが、メンタル面についてはいかがでしょうか。 世界保健機構は、自殺者の9割は自殺の直前に何らかの精神障がいを患っていたと見ております。我が国でも、自殺された方の4割を超える方は鬱病が関係していると言われております。メンタル面でのフォローが非常に重要であると考えます。 そこで伺います。鬱病をはじめとしたメンタル面へのフォローなどにつきましてはどのようにお考えでしょうか、お聞かせ願います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 大変重要な取組というふうに考えております。先ほどの回答と重複いたしますけれども、臨床心理士によります心のなんでも相談がフォローの一つというふうに考えております。月2回実施予定ですが、
新型コロナウイルス感染症により予約件数が増加した場合は、相談日を増やすなど対応をする予定でおります。また、日常的に保健師によるメンタル面での電話相談、来所相談を行っているところです。電話相談は年間233件、来所相談におきましては156件、関係機関や医療機関等と連携を取りながら一人一人に必要な支援につながるよう取り組んでおります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。
◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 メンタルの問題につきましては、目に見えるものではございません。しかし、間違いなく存在するものであり、非常にデリケートな問題でございます。職員の皆様には日々ご対応いただいており、大変感謝を申し上げるところでございます。どうか引き続き市民の皆様に寄り添っていただいたご対応をお願いできましたらと存じます。 続きまして、最後に中項目の3つ目、定期予防接種についてでございます。 法にて定められております定期予防接種につきまして、厚生労働省は感染しやすい年齢を考慮して感染症ごとに接種年齢を定めて実施しているものであることから、基本的には引き続き実施するとの方針を示しており、日本小児科学会も、可能な限り予定どおりに実施すべきと呼びかけております。定期予防接種を受けずに感染してしまいますと、後遺症を残すことや死に至ることが心配される病気も少なくありません。厚生労働省は、特に乳幼児の予防接種を延期すると感染症に罹患するリスクが高い状態となると強調されております。今後も数か月単位で
新型コロナウイルス感染症の流行が想定されるとして、この間に予防接種を回避することはデメリットが大きいと指摘しています。 そこで伺います。対象の予防接種を予定どおりに受けていただくため、とりわけ小児の予防接種を予定どおりに受けていただくため、当市の3密回避などの感染防止策について、また対象の方への呼びかけについてお聞かせ願います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 定期予防接種の実施につきましては、通常時にも行っている感染症予防策に加え、国の指示を受け、医療環境に応じた感染防止の対応を取っております。また、対象者へは予防接種開始の案内通知や、予防接種勧奨通知を送る際に、感染防止を行った上で予防接種を受けていただくよう通知を行っております。 BCGを接種する集団接種は、密集、密接を回避するため、通常より多くの職員を配置し、また会場のレイアウト、動線等の変更や換気に配慮して行っております。また会場入り口での体温の測定や体調確認を行っております。 医療機関での予防接種については、通常から行っている感染症予防対策に加え、各医療機関の状況に応じた対策を行ってもらっているところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。
◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 また、逆に接種期限が定められております定期予防接種で、特に高齢の方など
新型コロナウイルス感染症に罹患するリスクのほうが高いと市町村が判断した場合、厚労省は接種期限の延期も可能であるとしています。当市としてはどのような基準での対応をお考えでしょうか、お聞かせ願います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 予防接種は種類によって用法が異なり、また
新型コロナウイルス感染のリスクを負う状況も一様ではありません。厚生労働省は、接種期限の延長の対象となるケースについては、予防接種のために受診することで感染症にかかるリスクが高くなる場合等を想定しております。これに基づき、個々のケースの状況から判断したいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。
◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 市民の皆様には、引き続き予定どおり接種いただけますよう進めていただきますようお願いをしたいと存じます。よろしくお願いをいたします。 以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、1番・糸魚川伸一君の一般質問を終結いたします。 続いて、5番・黒田ところさん。 〔5番・黒田ところさん質問席に着く〕
◆5番(黒田ところさん) それでは、発言通告に基づいて、発言をさせていただきます。 今回は
新型コロナウイルス感染症対策ということで、市の職員の方には本当にお忙しい中回答をしていただくことになりました。議員の皆さんの質問を、私も同じようにコロナ対策について質問しますので重複する部分がありますが、その際は回答を簡略化していただいて結構ですのでよろしくお願いいたします。 では、まず最初に、
新型コロナウイルス感染症対策等と各種対応についてということで、(1)の中津川市の
新型コロナウイルス感染症患者等の受入体制についてを質問させていただきます。
新型コロナウイルス感染症患者が全国各地で発生し、近隣の県、岐阜県内の他市、東濃地区と患者が発生した地域が近くになるにつれ、市民の方から、陽性者が発生した場合の市の体制についての問合せが多くなりました。特に、この1月下旬から2月頭に入ると、メール、そして5月についても5本ほどファクスを頂いたり、お電話を頂いたりして、以下のような質問を頂きましたので、まとめてそれをさせていただきます。 1つ目として、中津川市内、中津川市民病院になると思いますが、PCR検査を行っていますか。検査を受けることのできる対象者はどんな方でしょうか、お答えください。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) PCR検査につきましては、県が指定する医療機関の帰国者・接触者外来、または地域外来PCR検査センターで行われています。帰国者・接触者外来を行っている医療機関は非公表となっておりますので、詳細につきましてはお答えすることができかねます。 PCR検査の対象につきましては、帰国者・接触者相談センターで検査が必要と判断された方が対象となります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 2番について、今まで検査が行われたとしたら何人ですか。これは中津川市を特定してですけれども、お答えいただけませんでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君)
新型コロナウイルス感染症患者の検査対応は県の管理下で行われておりまして、中津川市の対応につきましてはお答えできませんので、了承のほどよろしくお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 恵那保健所管内、県管内につきましてはほかの議員さんの質問にございましたので、割愛をさせていただきます。 3番、このまま長引いていけば持病もあり不安だからと、PCR検査や抗体検査でインフルエンザのように知りたいと何人かの方にも言われました。そういった受けたい市民の方が、今後、中津川市民病院でPCR検査や抗体検査を受けることができるようになりますか。市としての方向性を教えてください。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) PCR検査を受けたいという市民がすぐに検査を受けられるという状況は難しいと考えております。今後、インフルエンザキットのような簡易検査ができるようになれば対応可能であると考えます。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) そうした簡単な簡易キットが早くできて、市民の方の不安がなくなるといいと思います。この部分の質問は本当に大変多くて、高齢だから、糖尿病だから、高血圧だからといろいろ質問を頂くんですけれども、私どもも回答を持ち合わせていないもんですから、ちょっと質問をさせていただきました。 4番、中津川市民病院では、県もしくは恵那保健所からの要請で
新型コロナウイルス感染症患者の入院体制を整えられていますか。用意されているとしたら、ベッド数は幾つでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 岐阜県の要請に関しましては、最大源の協力をしてきております。具体的な対応につきましては、県が公表を差し控えておりますのでお答えできませんが、今後も岐阜県の要請には可能な限り対応していきたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 市民病院で入院できるかなあというこの質問も大変多かった部分ですので、可能な限り早い時期に回答できる状況になればいいかなあと思います。 5番に行きます。 市民病院では人工呼吸器は何台ありますか。
新型コロナウイルス感染症の患者には、もし入院されたとしたら、回せるのは何台でしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 現在、市民病院の人工呼吸器は9台ございます。しかしながら、人工呼吸器が必要となります重症患者におきましては、感染症指定医療機関での治療ということになりますので、現状のところこういった患者様は県立多治見病院さんの対応となります。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 岐阜県において、第一次感染症病院はたしか岐阜日赤で、第二次の中に県立多治見病院が入っていると思いますけれども、結局、重傷者の方はそういったところに回されるという認識でよろしいでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) はい、そういった重症の治療が必要な患者様は、そういった感染症指定病院で、無症状者や軽い方については一般病院と、あと後方支援のホテル等に入っていただくという形になります。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 今年の2月になり、具体的に感染予防対策に取り組み出してから今まで、中津川市民病院で
新型コロナウイルス感染症患者の入院を受け入れましたか。現在はどうですか。 この質問は、私の周りにこういった質問を持って来られるとともに、何人入院したとか、退院したとかといううわさの域を出ないような質問というか投げかけが大変多く、その部分についてもちょっとはっきりここでさせていただきたいので、お答えをお願いします。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君)
新型コロナウイルス感染症患者の入院対応につきましては、県の管理下で行われておりまして、具体的な対応についてはこちらのほうもお答えできませんということになりますので、うわさ先行で出されているということですが、県が全て指導しますので、入院先、あと転院先、全て県の管轄下ということになります。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) そういった情報が議会議員をはじめ、市民のほうに出てくる先行きというのはあるんでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 今後、状況が変わりまして、そういった状況になったときには、ご報告、県のほうから公表されると思います。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 中津川市民病院の医療スタッフの数はどうでしょうか、看護師など不足はありませんかというのは、これは前述の
コロナウイルスの対応をした場合ですけど、想定としての質問ですけど、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 病院事業部長・松原康史君。
◎病院事業部長(松原康史君) 現在、コロナ対策に対しましては、感染対策チームを中心に様々なケースに対応できるよう想定をしております。現在の職員数で問題はないと考えています。したがいまして、看護師につきましても不足していないと認識はしております。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) この部分も、中津川市の病院の体制について様々市民の方の不安がありますので、今の看護師の不足はないといった回答を、きっと私に質問してきた方も安心する部分ではないかと思います。 では、次の項目に行きます。 各種健診・相談等についてということです。 市内の各種イベント・行事等の中止に伴い、乳幼児健診が延期となったり、がん検診が中止となっています。予防接種については大変気になったところですが、糸魚川議員が質問してくださったので、健診を主にお伺いします。 厚生労働省のほうも、乳幼児健診と予防接種を遅らせないでというリーフレットを作って呼びかけをしています。現在、1番となっていますが、延期となっている乳幼児健診が若干あるようですが、3か月健診、1歳6か月児健診、3歳児健診、それぞれに本来の受診対象者は順調に受診できていますか。また、今後、延期措置はどのようにしていかれますか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 3か月健診につきましては、ほぼ当初の予定どおり実施ができております。1歳6か月児健診と3歳児健診につきましては、3月から延期しておりましたが、緊急事態宣言解除に伴いまして、5月中旬から再開をいたしました。ほぼ法定の月齢内で健康診査を実施できております。1歳6か月児健診と3歳児健診の対象月齢について、令和2年4月10日、厚生労働省より超過しても差し支えないとの指導もございました。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 3か月健診、ほぼ予定どおりということを聞いて大変安心しました。一番生まれて最も心配な時期ですので、この時期を逃すと本当に赤ちゃん本人じゃなくて、お母さん、保護者の方も大変心配な部分が多いと思いますが、それができていたことは大変よかったと思っています。 次の項目に移ります。 乳幼児相談は中止となっています。お知らせを見ると、中止になっていても、例えば人権相談などは具体的に緊急の相談窓口が記載されています。乳幼児相談はどのようにしていらっしゃいますか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 月齢別の6か月児相談、1歳児相談、2歳児歯科検診相談については、対象の方全員に電話で状況確認と相談を行っているところでございます。また、対象児以外でも相談業務は常時電話、訪問等も行っております。体重測定などを希望された方には来所していただいたり、家庭訪問により個別で支援を行っているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 個別に相談をしていただけるということで、大変ありがたいことかなと思っていますが、その際に、訪問される保健師や看護師さんなんかの感染予防が心配されますが、どのようにされていますか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 訪問の保健師につきましては、感染予防、一般的な対策を全て取った上で訪問をさせていただいております。また、訪問先には電話で確認の上、訪問していい時間、あるいは接触者が少ない時間、そういった時間を選んで訪問させていただいているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) では、次の項目に移ります。 3番目として、妊婦さん教室やパパママ教室、赤ちゃん会、マタニティークッキングなど、中津川市は新生児、乳幼児、そしておなかにいるうちから様々な対応をされていて、大変赤ちゃんを持つということに対して手厚い行政になっていると思います。初めてママになる妊婦さんやパパさんの不安は、
新型コロナウイルス感染症で今までになく大きいと思います。個別に具体的な対策をされていますか。 これは、ニュースの中で、妊婦健診が中止になってとても不安に思っている妊婦さんが大勢見えて、そこに対してオンラインでベテランの助産婦さんがZoomでもって顔を見ながら複数人数で相談に乗っているというようなことをされていたのを見て、中津川市はこういった妊婦さんに関してはどのような対応をされているでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 妊婦さん関連の事業につきましては、保健師、栄養士等で電話や対面による妊婦個別相談を実施しております。赤ちゃん会については、集まる場の提供が困難でありますので、子育て支援センターの子育て電話相談を案内しております。子育てに不安のある妊婦さん等の相談につきましては、電話等で頂いて、現在オンラインということはやっておりませんけれども、可能な場合は訪問等も実施して対応しているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 次の項目に移ります。 こんにちは赤ちゃん事業とか、子育て世代支援包括支援センター等の現状はどうなっていますでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 厚生労働省より示された訪問指導を行う場合の指針というものがございますので、その指針に基づき、感染予防に配慮しながら実施をしております。この場合も先ほどと同じように、電話で相手先の状況等も確認した上、保健師等の健康状態もチェックした上で訪問しております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) こういった個別の対応というのは、赤ちゃんの健康、お母さんの健康状態だけではなく、先ほど虐待の数は増えていないと言われましたが、目に見えない部分での虐待、申請以外での虐待を見つける大変貴重な機会ですので、そういった対応をされているということは本当にありがたいことだと思いますので、これからもコロナの感染症は長引くかもしれませんが、ぜひ安全対策、防護策をした上で続けていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ⑤になります。 成人のがん検診が中止となっています。一部の予約の再開も見えますが、通常、この3月期、4月期、5月期の受診者は何人ですか。再開をどのように考えていますか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) がん検診については、延べ68人の方が受診されました。3月から5月については集団検診を中止いたしまして、個別検診のみで対応をしたところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) そうなりますと、今後も、当面は個別検診をということで対応されるということでよろしいでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 可能な限り集団も行いますけれども、集団を行う場合にしても、がんの種別で分散をさせたり、あるいは時間を区切って時間で分散させたりというような3密対策を取った上で実施をしたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 計画している健康促進の部分についても、がんの受診者数というのはある程度の目標を持って取り組まれていますので、その部分についてもコロナだからといって遅れることのないように、そういった部分をしっかりやっていっていただきたいと思います。 次の質問に移ります。 3番、事業者等支援策相談窓口について。 この部分も、今までの議員の皆さんが様々質問されましたが、一応質問させていただきます。 飲食店の方々から、補助金申請などでよく分からないとか、市に電話しても2か所、3か所と電話を回されるとか、1回で済まないかとか、申請がよく分からない高齢者の事業主は申請そのものを諦めている、どうにかならないかといった声を頂いています。具体的な質問ですが、そういった事業主の方への分かりやすい案内、相談窓口というのはどうなっていますでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
商工観光部長・園原和博君。
◎
商工観光部長(園原和博君) 事業主によります各種の申請等におきましては、できる限りワンストップでのサービスに努めるため、今回ですと商工団体に融資関係等の相談窓口を設置しております。また、市におきましても、事業者からの問合せには国、県の制度の場合も相談を受け、担当窓口の紹介など適切な情報提供に努めております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) そういった対応をしていただけている部分が、ひょっとしたら、特に高齢の事業主の方には伝わり切れていない部分があるかもしれませんので、今後、新しい施策が出た場合には、ぜひそういったことも心がけてお願いしたいと思います。 では、次、4番目に移ります。 教育についてです。 学校が再開されて、子どもたちの声が聞こえるようになりました。受験生の保護者の方からは、勉強の遅れは心配だが、夏休みが短くなった中でしっかりとやってもらうしかないといった声も聞いております。その一方で、「エアコンが設置されて夏の心配もなくなったが、昨年、子どもが、暑いけどなかなかエアコンのスイッチを入れてくれない。暑くて頭がぼーっとしてたまらなかった、今年はもっと暑い時期に授業があるけど今から心配」と話していると言われました。 実はこの質問を出した後に、多治見の取組が岐阜新聞のほうで6月10日に出されていました。多治見の小・中学校で窓を開けてエアコンというところですね。そこで、ちょっと中津川市の状況をお聞きしたいと思います。
新型コロナウイルス感染症対策では、換気も重要です。1時限ごとの換気により、室温はまたすぐに上昇するでしょう。具体的には、しゃくし定規に28度でとか、〇〇度でといった温度の管理ではいけないのではないかと思います。教育委員会の考えを教えてください。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 空調施設の使用につきましては、一定の目安となる指針のほうを示させていただいておりまして、そちらでは設定温度を25度から28度といったような形で定めておりますが、そちらの指針にも明記させていただいておりますが、学校長の判断によりまして柔軟に稼働させていただくことができるという形にさせていただいております。改めまして、校長会等の折にそのことを徹底させていただきたいというふうに考えております。 なお、今、多治見のお話がございましたが、中津川市におきましては、昨年取り付けました空調設備の取付けと同時に、全熱交換型換気扇のほうを設置させていただいております。換気につきましては、常時、その全熱交換型換気扇によりまして換気が行われていると、そういった状況が整っているということでご報告をさせていただきます。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 子どもたちが遅れた部分の勉強を取り戻すには、そういった環境というのは、特にこの暑い夏場を迎えて大変なものとなっていますので、そのところをどうかよろしくお願いいたします。 そして、マスクですけれども、例えば小学生なんかでも、暑くて嫌だと言って嫌がる子が出た場合、脱水の心配も出てきますので、その辺も当然分かってみえるとは思いますが、十分に注意を払っていただいて、何がなんでもマスクをしていなさいではなくて、それぞれの対応をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、大きな2番についてお聞きします。
新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難所準備・運営についてお聞きします。
新型コロナウイルス感染症対策を踏まえて、岐阜県が5月に岐阜県避難所ガイドライン(
新型コロナウイルス感染症対策編)を出しています。避難者受付カードや受付の方法、専用スペースの作り方や様々なチェックリスト、具体的な資料も添付されています。先立って高山市や美濃加茂市が実際に訓練をしたと報道もされています。 そこで以下の質問をします。 1つ目として、中津川市も昨年は避難所の開設が何度かありました。今年もその可能性は大きいと思います。集中豪雨や台風の時期を前に、早々各避難所マニュアルへの追加項目の指示と訓練が必要かと思いますが、どのように考えてみえますか。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 吉村浩平議員と糸魚川伸一議員のご質問に答えた内容と重なりますけれども、そういった実際にさっと動ける訓練というものは重要と考えております。国の方針や県のガイドラインに基づいた対策編を策定しまして、マニュアルについては避難所運営に当たる職員への周知を行って開設担当部署、職員による開設訓練も実施しておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 担当職員の方も大変なことだとは思いますが、その際、PPE、要するに個別防護具の装着訓練というのはされましたでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) すみません。ちょっと、もう一度お願いできますでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 個別防護具装着訓練というのはされましたでしょうか。避難所運営の開設に当たりましては、受付においては防護服だったり、手袋だったり、フェースガードといった指示が出ていますが、そういったものの訓練も含めての訓練は既にされているかどうかを聞いています。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 私のところでは具体的にそういった防護服を着けてやったというところまでは確認しておりませんので、後ほどご回答させていただきます。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 多分、まだこれからも訓練が必要になると思いますので、今回やられたかどうかは結構ですので、今後はそういったところ、細かなところもしっかりと対応した訓練をしていただきたいと思います。 例えば、熊本県の益城町ですと、4月23日に
新型コロナウイルス対策、感染症対応の避難所運営訓練というものをされまして、その検証結果というのも既に上げています。それで、そういったところに細かい訓練内容も載っていますので、そういうところを参考にして、実際にやっぱりやってみないと、その場の対応ができませんので、ぜひそういったところも参考にして、今後の訓練をやっていただきたいと思います。これは要望です。 次に、2番目に行きます。 人員不足は、この
新型コロナウイルス感染症対策で拍車がかかっていることと思います。これは市役所のですね。今までに中津川市が養成してきた地域防災リーダーの方々を中心に、早急に模擬訓練、想定訓練が必要かと思います。どのように考えてみえますか。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 避難所運営には、地域防災リーダーとの連携が重要であると考えております。このため、地域防災リーダーを交えた訓練を第一中学校にて計画しております。他の避難所についてもその状況を見ながら検討してまいります。なお、既に避難所運営を担う部署の職員を対象に、感染症対策を考慮した避難所開設訓練を実施済みでございます。 先ほどのご質問のちょっと答えられなかった部分が1点ございますけれども、防護関係のところですけれども、ここでやりましたところにつきましては、その内容は盛り込まれておりませんけれども、今後行うものにつきましては予定をしておるということでございます。 避難所では事前受付における問診により、体調に異常のある方とない方に振り分けをしまして、この事前受付は感染リスクが高いため、市の職員で限定をして対応をする考えでございます。このため、地域防災リーダーの方々には、事前受付で異常のなかった避難者の対応を担っていただきたいというのが基本的な考えでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) そういうリスクの高いところを市の職員が対応してくれるというのはありがたいんですけど、本当に申し訳ないという気持ちもいっぱいですので、ぜひ、地域防災リーダーを育成した方の中からも、そういったところをカバーできる人を育てていっていただきたいかなと思っています。 次の質問に行きます。 今年の総合防災訓練は、この
新型コロナウイルス感染症対策の中では、今までとは大きく変えていかなければならないと思っています。県の作成したガイドラインを市民お一人お一人が理解してもらうことなどを中心に防災訓練に取り組んではどうでしょうか。どのように考えてみえますか。例えば県は、今、避難者カードというものに力を入れていますが、その点も含めてお答えください。
○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。
◎総務部長(渡邉卓君) 今年の総合防災訓練につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策としまして、従来のような市内一斉に行う地域での集合型の防災訓練に替えまして、9月1か月間を防災訓練の実施期間といたしまして、各家庭での訓練や地域の役員の方々によります資材点検、地域の避難マニュアルの整備などの訓練を実施していただくようお願いしたいと考えておるところでございます。 また、糸魚川伸一議員のご質問にお答えしたとおり、避難する際には県のガイドラインに沿って、避難所が過密状態にならないよう自宅が安全であれば自宅にとどまる、親戚や知人宅へ避難することの検討や、避難所に来る際には自宅での検温、マスク着用、衛生用品の持参などを呼びかけてまいります。 なお、今、避難カードのお話がございました。これにつきましては、広報7月号の折り込みチラシによりまして、避難所の過密を避ける避難の呼びかけと、避難カードの全戸配付を計画しております。また、市ホームページにもワード版を掲載しておるところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) 今、お答えいただきまして、避難者カードについても作っていっていただけるということですが、この避難者カードもやはり市民の人に周知と、あと記載方法をきちっと分かってもらうのに多少時間がかかると思いますので、その辺も市民の人に丁寧な広報をお願いしたいと思いますし、先ほど言いましたような分散避難とか自宅以外の避難所を考える際には、部長も前回の糸魚川議員のときにもお答えしていましたが、まず避難というのは自分の命を守るということが第一義になりますので、コロナだからというところを先行しないようにということと、自宅避難における最低の条件ですよね、そこを今回の総合訓練で、防災訓練の中でしっかり市民の中に位置づけて、耐震化、耐水化、あと家具転倒防止などされていて、自宅が安全であるかという確認をこの機にしっかりしていただきたいと思います。 あと、分散避難の中では、地域の集会場などあると言ったり、自宅避難があると言いましたが、こういったところを避難所とする際には、東日本のときにもありましたが、どうしても支援の陰に隠れてしまって、なかなか支援の手が行き届かないということがありますので、そこを避難所とした場合の連絡方法も含めて、総合防災訓練の中に織り込んでいただきたいと思います。これは要望です。 次、大きな3番に行きます。
新型コロナウイルス感染症対策と熱中症予防と子どもの車内置き去りについてです。
新型コロナウイルス感染症対策の中、マスクやフェースガードといった熱の籠もりやすい状態にあります。大人の熱中症対策はもちろんですが、市の広報にも早速、厚生労働省の熱中症対策が、リーフが載せていただいていますが、体温調整のできないお子さんを持つ親御さんへの注意喚起はとても重要だと思っています。また、人混みを避けるあまり、ちょっと車にといった車内の置き去りも大変心配です。この点について質問します。 今年は、これらの注意喚起の広報にしっかり取り組んでほしいと思いますが、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 今年の夏は、新型
コロナ感染症予防という、これまでとは異なる生活環境下での生活となり、熱中症のリスクが高まることが想定されます。また、熱中症による患者が増加した場合、医療機関への負担がかかることも想定されます。議員ご指摘のとおり、コロナで密集を避けたいため子どもを車内に置いておくというような心理も働く場合がございますので、例年以上に熱中症予防を心がけていただくよう注意喚起に取り組んでいきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) ありがとうございます。 それで、熱中症予防と、あとマスクの関係ですけれども、特に2歳未満のお子さんについてはマスクは不要と日本小児医会とか小児学会が言っています。セーブドチルドレンなんかも言っていますが、そういったことも、保護者の方だけではなく、市民全員が周知しないと、なんとか警察じゃないですけれども、マスクをしないで子どもを連れ歩くといったそういった目で見られるのも大変かわいそうだと思います。呼吸器の気管が狭い子どもとか、自分の息苦しさを訴えられない2歳以下の子どもに関しては特に注意が必要だと、こういった学会からの指示もあります。厚生労働省なんかもその辺は大変注意を促していますので、その辺も、対象の保護者の方だけではなく、市民全員が子どもを見守るという形でも、ぜひ2歳未満のお子さんのマスクは気をつけたほうがいいよという意識を持てるような広報をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 小さなお子様の炎天下のマスク着用については、議員ご指摘のとおりだと考えております。そうしたことも含めて市民全体の方に広報してまいりたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。
◆5番(黒田ところさん) ありがとうございます。 様々な対応が迫られる中で、やはり自分の体調をしっかりと口で言えない子どもというのは、大人が守ってやらなければいけないと思いますので、そういった面もしっかりとしていただけるということですので、ありがたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 以上をもちまして、一般質問を終わります。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、5番・黒田ところさんの一般質問を終結いたします。 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。 これをもって本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでございました。 午後4時01分散会 ――
――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会 議長 岡崎隆彦 署名議員 長谷川透 同 吉村孝志...